第1章 6社目
~~異世界召喚4日目~~
清々しい朝、小鳥の囀りとともに目覚め
朝食をみんなでハンターギルドへやってきたはいいが・・・
「なんでこんなに人が多いの~?」
「ハンターさんはこんなに、居るんだねぇ~」
「早く掲示板に行かなきゃ~依頼なくなっちゃうよ~」
沖さんとナナがまるで焦っていない雰囲気でいうが
確かに急がないと依頼がなくなりそうだ
「ん?おいあっちで昨日の受付嬢の人が手を振っているぞ?」
和木さんの指さす方へ目を向けると受付嬢のノイエさんがこちらを手招きしている。
「すみません、昨日伝え忘れていたことがあって、いつも朝は混雑するので依頼の予約をお勧めするのを忘れてました」
依頼の予約???
詳しく聞くと、依頼は常駐型と突発型など他にもいろいろあるのだが、これを朝に全て契約ないし手続きを行っていると
どうしても混雑してしまうため、以前からある制度なのだそうだが、
ハンターの気質なのか、朝手続きをして夕方に報酬をもらいそのまま飲みに行ってしまい。
明日の事は明日決めるという感じなのだそうだ
「それでなんですが、こちらの方でいくつか依頼を確保しましたので、受けてみませんか?」
「ん~じゃぁ、おねぇさん見せて?」
沖さんが数枚の依頼をノイエさんから頂き
皆で内容を確認してみる。
<<雑用>>
書庫整理の手伝いをお願いします。
*本屋
<<雑用>>
倉庫の壁補修のための増員
*商業ギルド
<<雑用>>
装備品の配達
(倉庫から騎士詰所と門番駐屯地まで)
*鍛冶ギルド
<<雑用>>
屋根の補修のお願い
*フラネス通りフィリト
先に手を挙げたのは沖さん
「じゃぁ~書庫の整理をしようかな~、暇があれば有用な情報あるかもだし~」
「俺、倉庫の壁補修貰いっす。こちらに来て体がかなり動くようになっているから試したいっす」
「そうだな、俺は屋根の補修だな、実家の古民家を修復したから何となくわかるだろう」
「俺は鍛冶ギルドに言って配達かな、もしかしたら乗り物見つかるかもだし」
と男4人は決定する
「できれば女性2人にはお願いがあるんだけどいいかな?」
「お兄ぃ~?なに?なにするの?」
「実は、ミラさんに要らない物や、修復しないといけないものを幾つか貰えることになってるんだ
島さんのスキルを使って、どういうことが出来るか試しておいて欲しいんだ」
「ん~でも~、それは私必要なくない?」
「えっ・・・・・一人じゃ・・・少し・・不安・・」
「カオリンはかわいいなぁ~私が守ってあげる~」
百合ゆりしいのは置いておいて、これは事前に男性で決めていたことだ。
何かあった場合、島さんのスキルでは対抗することがしづらい、ケイのスキルだと剣がないと
能力の上昇はないみたいだし、島さんのスキルに今後の未来が掛かっているのは本当だしね
「それじゃぁ~各自、今日は依頼を受けつつ自由行動ってことで~」
ノイエさんから配達依頼の詳細を聞き、依頼先に向かうのであった。
鍛冶ギルドの支部らしいのだが、そこに行くと受付の人が居たので配達依頼の書類を預ける。
裏の倉庫に回ってくれとの事なので向かうとずんぐりむっくりした厳ついおっさんがいた
「誰がおっさんだ!!、俺はまだ30代だ!」
「オッと、心の声が、30代なら十分おっさんですよ、それに俺も30ですよ。」
「ふんっ!俺と歳が変わらん奴におっさん呼ばわりされたくない!」
「すんません、そこは俺も謝りますよ。俺も同い年くらいにおっさん呼ばわりされたら切れそうだ」
「それに、俺はヒューマンとは違いドワーフだからな、30代くらいだとかなり若いんだぞ!?」
「本当に失礼しました。依頼を受けたタキといいます。何分ドワーフを見たことが無かったもので」
「鍛冶ギルドの職員で鍛冶師のワイクだ、なんだドワーフを見たことないのか?」
「ええ、俺の故郷にはヒューマン以外の人種は居ませんでしたし」
「そうなのか?、この街もかなりのドワーフは居るし他の種族もいるぞ?」
「他の種族?ってエルフとか獣人とかいますかね?」
「ドワーフは知らなくて、エルフとアニマは知っているのか?」
「いえどちらも俺の故郷には居ませんよ、ドワーフもエルフも、そのアニマ?もおとぎ話の世界です」
「お前、どんな田舎から来たんだ?、ヒューマンしか居ない地域なんてこの辺には無いぞ?」
「さぁ?、結構遠いところから来ましたからこの辺のことも知らないんですよ。」
「そうなのか?じゃぁどうだ配達はできそうか?一応場所を書いた紙を持ってきているが。」
「騎士の詰所と門番駐屯地には行ったことがあるので大丈夫だとは思うんですが」
「ああ、あと馬車は動かせるか?依頼条件に書くのを忘れちまってたし、馬車が引けない場合は馭者を頼まないといけないんだ」
「一度操作させてもらえません?スキルにその様なものがあるので行けそうなんです」
一度馬車を操作させてもらえるようようだ
これで俺の騎乗のスキルがどんなものか理解できそうだ。
馬と馬車を預かり、馬車へ乗り込む
乗り込むと、不思議と操作が出来そうなことがわかる
「操作できそうです。少しこの辺回っていいですか?」
「ああ、配達は今日中でいいから問題ない、あとその喋り方どうにかならんか、
体か痒くなっちまう」
「そうですか?・・・そうか?じゃぁ普通にしようかな」
それからテスト走行させてもらい操縦ができることを確認した上で
積み荷を積み込む、騎士の詰所に寄ってから門番のところに行く計画だ
「それじゃぁ頼んだぞ」
「ああ、任せてくれ」
馬車を操作し騎士の詰所まで行く途中に俺は自分の騎乗のスキルを確認しなければいけない
いろいろ念じてみたものの何も反応しない、だが俺のもう一つのスキルである「意思疎通」は反応していた
というか馬と接してみて意思疎通が反応したのだ。このスキルは字のごとく相互の意思が理解できるスキルだった
こちらから馬へ行く方向をお願いして、帰ってきたらブラッシングと食事を約束すれば
馬車は勝手に目的地まで向かってくれる。なんて便利なスキルだ
だが、もう一つの騎乗するものによって変わる固有絶技とは何なのだろうか?
と考えていると手綱を持つ手が淡く光る、そうすると何が出来るのか閃いたような感覚に陥る。
ああ馬車の固有絶技はこれか・・・まぁ唯の馬車なのだからこのくらいなんだろう
固有絶技は使いたいと思えば、その詳細を知覚でき使える仕様なのか
【固有絶技】軽量
スキルをつかってみると馬たちが自分の引いている馬車が突然軽くなったので少し驚いたが
「意思疎通」で馬を落ち着かせる。
馬車の速度上がりも馬の労力も減っていい事尽くめだね
全ての配達を終え鍛冶ギルドに向かうとワイクが驚いていた。
「もう終わったのか?、普通なら夕刻までかかる仕事なんだが」
「ああ、俺のスキルが役に立ったみたいだよ」
「ほれ、依頼書にはサインしておいたぞ。こんなに早く終わるのであれば、幾つか出来そうだな」
「まぁ、俺もまだこちらに来て浅いから仕事なら請け負うよ」
「予定はまだ先だが仕入と納品が幾つかある、ハンターギルドに頼んだ時にでも指名しよう」
「おう、ありがと、んじゃ行くわ」
「ちょっと待て、昼飯でもどうだ?隣に食堂があるそこで食わんか?」
「あ~~、この依頼を達成しないと俺の飯代がないんだ」
「なんだ、無一文なのか。いいだろうおごってやるぞ?」
「まじ?あんがと、美人のおねぇさんなら抱き着いて涙流してるよ」
「やめろ!気持ち悪い!」
二人で食堂へ行き昼食の注文をする
そこでワイクと世間話をする
ワイクには異世界のだのは行っていないが、俺の仲間が5人いて全員同じ故郷だということ
全員無一文なので今はお金を貯めるためにみんなで働いていることを伝える。
「そうか、この辺りは国境が遠いからあまり難民を見たことがないな」
「へぇ、国境ってどのくらい場所にあるんだ?」
「ここから近いところで東の国境、馬車で10日いったところか。
しかしなんで今更国境の場所を聞く、国境を越えてきたんじゃないのか」
「俺たちも無理やり連れて来られたみたいなところがあるから国境の場所を知らないんだ」
「人攫いか、この国では人攫いはれっきとした犯罪だ、
だが今こうしているという事は・・・」
「ここの騎士と騎士隊長さんに助けられて、今に至るって話だよ」
「そうか、人攫いにあっても助けてもらえるのは一握りらしいし運がよかったな」
「本当に騎士たちには感謝してるよ、それに隊長殿は美人だし」
「なに?隊長殿は女性なのか?」
ワイクが聞き返すが俺はあの時の湖での一見を思い出し
「ああ、とびっきりの! 美人で優しいし俺の天使様だよ、いや女神様だよ!」
「そんなに誉めてくれるとは、少し恥ずかしいのだが・・・」
「なにおっしゃる!!、あんなに美しく可憐で優しので形作られ、あんなに心ときめく・・・・・ぇ?」
「いや、タキ殿そんな事を言われると恥ずかしいではないか」
ワイトと話していて何故リフェルさんがいらっしゃるのか・・・
「す、すみません。本当に・・・・・すみません」
穴があったら入って3年ほど住み込みで働きたいレベルである
「やっと、隊長にも恋の風が来られたんですね~」
付き添いで来ているのか男性騎士がそんなことを言ったとたん
リフェルさんが腰に下げている鞘付きの剣の先がかち上がる
あまりの速さに何をしたのかわからなかったが
結果だけはわかった、鞘付きの剣がリフェルさんの後ろにいる騎士の股間にヒット
騎士の人は顔を青ざめ前のめりに倒れ込む、
俺とワイトも同じ気持ちなのか大事な愚息を隠してしまう
お~うこれは痛い、タマタマがヒュンってなったよ
「え、えっと・・・今日はどうされたんです?」
変な空気になってきたので話を逸らす
「ああ、気分転換を兼ねた警邏中だよ、書類仕事ばかりでは息が詰まるからね
それと、明日魔術の教練をどこでするのか伝えたかったんだ」
「有難うございます、そういえば何も決めていなかったですね」
「明日騎士の訓練所を借りれることになったので、朝食が終わったら来てもらえないか?」
ワイトとリフェルさんは面識はないものの立場上お互いを知っているようで
少し話をしていたが俺に向き合うとリフェルさんはそろそろ行くことを告げた。
倒れて悶絶している騎士の襟首をつかみ引きずっていく・・・
「おめぇ、すげぇな。あんなにおっかないのにベタぼれとは・・・」
「あれは、あれで恥ずかしがっている姿もまたいいのだよワイト君」
はぁ~とため息をつくワイト
何故そこでため息をつくのか、俺には理解できない
「そういえばワイト、鍛冶屋で要らなくなったものとかない?」
「あん?要らなくなったもの?そんなのは裏庭にたんまりとあるわ」
「要らなくなったものを補修して、売ろうとしてるんだけど貰えないかな」
「補修できるほどのものが在るかはわからんが、どうせゴミだ持っていけ」
これで補修できそうなものが在れば万々歳だわ
ワイトに食事のお礼と後日その要らなくなったものを確保するためにワイトの工房の場所を聞き
ハンターギルドへ向かうのだった
「え?もう終わったんですか?」
受付嬢のノイエさんは目を見開き驚いている。
美人さんはいいよね、驚いていても美人だ
「ええ、馬車を扱うスキルを持っているので簡単でしたよ」
「そうですか、それじゃぁ。もう一件受注されますか?」
「ん~できれば一旦帰って仲間に報告したいからそれからなら」
もう一件の配達の仕事を請け負い
一旦宿屋へ戻ると人だかりができていた
何故に人だかり?何かイベントでもあるのか?
と人の波を掻き分けその中心に向かうと
島さんとナナがいた
「お~い、島さん!ナナ!どうしたの?これ??」
「瀧さん・・・それが・・・・」
「いや~するものが多くて宿屋の前でやらせて貰ってたんだけど、人が集まってきちゃって~」
「それに・・・なんじゃこりゃ」
そこには古いバケツの中にお捻りが入っていた
話を聞くと、初めは手探りで修復作業をしていたのだが少しずつ慣れていき
壊れたものが直っているいう、不思議な現象に人だかりができてしまったのだという
そしてなぜか皆、見終わると小銭をこの古いバケツに入れていったという
大道芸ちがいますよ。
「おい、姉ちゃんこの椅子治せるか?」
「え?・・・・ええ大丈夫・・・だと思います」
え?島さん?それ木ですよ錬金って鉱物だけじゃないのか、
と思っている間に壊れた椅子が治っていく
まじか、なんでもありだな錬金さん
じゃない島さん
オオ~~と観客がどよめく
なるほどこりゃ大道芸だわ、摩訶不思議ファンタジーだわ
一通り修復は終わったようで片付けに入る、周りで見ていたお客さんも解散していく
宿屋のミラさんに修復したものを渡したが、大変喜んでいた。
7日の宿代も+2日追加して頂いた。
「さて、昼食まだだよね?一応仕事終わったから昼食代渡しておこうか?」
「お兄ぃ~ありがとう~ でも何故か集まったお金もあるし、
いいかなぁ~あ~ おなかすいた~」
「心配して・・くれて・・あり・・・がとう・・ございます」
さて、一仕事しますか!
本日2個目の仕事を終え、宿屋まで帰る
食堂で食事をしているみんなと合流し、本日の報告し情報の擦り合わせを行う
「じゃぁ~俺からだね~、今日は書庫整理の手伝いをしたんだけど、
本屋のミナリーちゃんは可愛かったよ25歳独身だって~」
「やかましい!集めたい情報はそれじゃないだろ!!」
「冗談冗談~~、俺が調べたのはこの国ことと神意召喚のことだね~
この国は建国して800年くらいで教会で言っていたアルステンという神の子孫が起こした国で
神具を用いて民を導く的なことが書かれている書物ばっかりだったよ、
神意召喚については魔術書含めてあまり出回ってはいないのかな~、まったくそれに類するものがなかったよ~
明日も同じ依頼をしてくれるらしいから他にも調べてみるよ~」
まぁ建国についてさておいて神意召喚については今だ謎のままだ、
一応リフェルさんから紹介してくれるであろう人物が気になるところではあるのでこちらも保留だね
「次は俺からにしよう、俺の案件は屋根の補修だった。仕事は順調にやっていたんだが
終わった後、その家の老夫婦から話を聞いてたんだが、
お昼ごろ、この宿屋ちかくに凄腕の修復師が来ていたらしい」
「あ~~それ私達ですぅ」
「俺も昼間来てみてびっくりしたよ、ナナと島さんを中心に人が集まってきてたよ」
「そうなんです~、何故かお捻りもらちゃって、それでお昼食べることが出来ました」
「そうなのか、その老夫婦に修復の依頼があるらしいから今度行って受けてくるか」
「それは・・・いいですね」
お!すぐに仕事の依頼が来そうでいい予感だ
「次は俺っすね、俺の行ったところは商業ギルドの倉庫っす、壁の補修だったんですが、なんだか体の調子がいいせいか
早く終わっちゃって商業ギルドに補修したものを売るにはどうしたらいいか聞いてみたっす。
それなら、商業ギルド参加したいとの事でギルドが不用品を街のみんなから回収し売ってくれるって言ってました」
「ケイ、内訳は話したか?」
「いえ、それはこっちの交渉する人物を出すから後日ということにしてあるっす」
「いいぞ、その交渉には俺が行こう。島さんにあまり負担を掛けるのはよくないからな。」
要らないものリペア作戦は順調のようだ。
「さて、最後に俺かな?、俺が受けた案件は鍛冶ギルドの配達依頼なんだけど、馬車を貸してもらって操作まで
させて貰ってたんだけど、やっぱり俺のスキルは乗り物特化でしたよ、馬車に乗れば馬との意思疎通ができて
騎乗するものによって変わる絶技は【軽量】サクッと終わっちゃったんで2件目の案件受けて本日は終了て感じです。」
「おい十里、お前のスキルは騎乗するものによって変わるってことでいいんだよな?」
「ええ、そうですけど・・・・」
「これ、車とか戦車とか作って乗ったら絶技って何になるんだ?、それに騎乗ってことは生き物にも乗れるってことだよな?
じゃぁ例えば動物に乗ってみるとかありなのか?」
「ん~、どうなんでしょうね。多分乗れれば何かしらの絶技が発動するかもしれないですけど
乗ってみないとわからないって言うのが正しいですかね、動物に関しても同じですけど。」
「まぁ~~今は、自分のスキルについて一つ、分かったことがあるだけでいいよ~
他のみんなも焦らずに一つ一つ自分のスキルについて分かって行ったらいいんじゃないかな?」
「あ!最後にいいですか?鍛冶ギルド職員のワイクって人と仲良くなって
工房で要らなくなったものをもっていってもいいと言われたので明日以降に取りに行こうかと思います」
「おお~~~鍛冶屋の工房~~屑鉄でもいいからもらえたりしないかな~~
あとは島さんにお願いしないといけなんだけど~~」
「多分・・・屑鉄でも・・・大丈夫です・・」
どんなものが貰えるかは行ってから、そして貰ったものでどんなものが出来るかは
また後日ってことだね
さて、皆はそれぞれ今日あったことなどを雑談しつつ会話を楽しんでいる。
すると、何やら深刻そうに島さんが俯き考え事をしている。
これは何か言っておかなきゃいけないことを言えない感じに見えたので
島さんに声を掛ける
「島さん、どうしたの?何か心配事?」
「あ、瀧さん・・・それは・・・私の・・スキル・・・連続で使えなくて・・」
「ん?ああ~それは1回スキルを使用すると、2回目にすぐに使えなくてってことだよね、
少し顔色も悪いしスキル使い過ぎで疲れた?」
「それは・・・少し・・・でも・・・使い慣れないと・・・」
「島さん、皆の役に経とうと思って無理するのは違うよ?
無理なら無理と言って欲しいんだよ、これで倒れてしまうとみんな心配しちゃうしね」
「うん・・・・あり・・・がとう」
そのあと和木さんを引き入れ、島さんのスキルについて話し合いをする。
今日スキルを使った感じだとスキルのインターバルは15分に1回程度(無理をすれば5分にできる←やらないように)
1日に使えるスキルは30回程度、これ以降はインターバルの時間が長くなるようで
要らないものリペア作戦では、インターバルを20分、1日20回を限度として回していき
無理が無い程度で抑えるという方針に決まった
まぁ、俺たちが案件を絞ればいいだけだから、特に問題にはならないだろう。
皆の雑談も終わり、共同の部屋に戻る。
さて明日はリフェルさんから魔術を教えてもらえる日だ~!楽しみだなぁ~
・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・
「あっ・・・リフェルさんからの伝言!!!!!」
寝る支度をしてすでにベットに横になっているメンバーをたたき起こし
伝言を伝える、和木さんから女性陣には明日朝食の時に説明をすることとなった
さて寝るか・・・




