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第1章 1社目

異世界に召喚されました。


光・・・・空を一筋線を引く光

俺が操る機体、俺の手足のように動き俺の意思で動き回る

その動きは明らかに重力を無視しているかのような動き

だが俺にはその重力を受けることはない

目の前にいるのは魔獣の大群1万、2万、いやもっといる、もしかしたら10万なんて数字になるかもしれない

それでも俺はこれをすべて倒さねばならない

これをすべて倒し一掃し一体たりとも残してはならない


【■■■■】****


目の前にある魔獣だろうが何だろうが全てを屠る一撃

雷が敵を焼き、風が相手を切り刻み、岩がすべてをすり潰す、

超常現象のような光景を起こしているのは俺自身、

その光景を見つつなぜこんなことになったのかを俺は振り返る




~~異世界召喚0日目~~


いつもの風景・・・

俺こと「瀧 十里」(たき とおり)は

朝に会社へ出勤をして、商品を売るためのロビー活動をしてから昼食をとり

会社へ帰ってきてからは新商品だったり、試作品のテストや進捗状況をしたり・・・・

と、ここまで聞くと「普通」の会社みたいに聞こえるがうちの会社は全社員数6人の小さすぎる会社だ、

社長はう俺の3つ上の先輩でよく一緒に遊んでもらっていたので

社長が会社を立ち上げて社員にならないかと言われた時に二つ返事で了承した


「好きなことを仕事に」をモットーに

会社を立ち上げて、仲間を集めて、自分たちが面白いと思うものを作り

「お客様」へ提供するそんな会社だ

大学のサークルの延長のような感じの雰囲気に俺の社会人生活も充実していた


そんな、ある日お昼を済ませて会社へ帰ってくると

うちの社長が会社のみんなと会議?という名の会議をしつつ試作品で遊んでいた


「お疲れっす~」


「おい~っす瀧君、お疲れ~」


社長の名前は「沖 元」(おき はじめ)今年で35歳、

今年こそは3次嫁もらうんだと騒いでいる独身彼女いない35歳

意外とモテるのだが長続きしない、確実に性格の問題だろうというのが

社員一同の意見だ


「何?沖さん、もうできたの?」


「そうなんだぜ?、これ結構出来がいいんだよね~、いろいろ試してみて不具合がなければ商品化できそうだわ」


「さすが、島さんだね~」


島さんは「島谷 香織」(しまたに かおり)女性で商品のデザインやモデリングも担当している

ちなみに28歳独身だ!2度言うが独身だ!

だがこの人の目を見た人はいない、前髪が常に目の前を覆っておりわからないのだ

声も音量低めなので聞き取るのは注意が必要だ!


「あっ・・・瀧さん・・・・あり・・・がとう」


そう普段からあまり喋らない、意思疎通はメールで伝えることが多い


「ケイもナナも黙々と遊んでるね?どう?いけそう?」


社員の「ケイ」こと「吉田 啓介」(よしだ けいすけ)と「ナナ」こと「吉田 那奈」(よしだ なな)の

双子は二人で試作品のテストをしていた

この双子は会社では明確な役職はない、言ってしまえば何でも適当にできてしまうため

社内の何でも屋をしている


「お兄ぃ、お疲れっす。これ、いいっすよ」

「お兄ぃ 乙~~。やっぱ、燃えるよねこの対戦形式にして正解だね」


この双子は、俺の同級生の弟と妹であるためか、なんだかんだで自分の弟と妹みたいで可愛がっている

この会社を立ち上げる時に、「他に仲間いない?」と沖さんに言われたときに

声をかけたのがこの二人だった。

ああ、そういえば俺の歳は32歳、この二人は28歳、島さんと同い年で仲がいい

食事や帰る時間も一緒だし、なんとシェアハウスに3人で住んでいる


「和木さんはどうですか?、変えた方がいいような事ってあります?」


「うん、これはいい。採算も合いそうだし売る価格帯も押えれる、後は人気が出れば行けるんじゃないか?」


と先ほどまで試作品を真剣な顔で見つめていた眼鏡スタイルの和木さんが答える

「和木 康介」(わき こうすけ)さんは沖さんの親友で、当時は他の会社に勤めていたが

沖さん曰く「誠意と熱意とロマンを語ったら、俺についてきた」らしい、が和木さんから聞いた話だと

鼻水垂らしながら土下座して「社長になりたいから作って?」と頼まれたとお酒の席で言っていた。


「んじゃぁ、俺もテストに混ぜてもらおうかな」


試作品のテストをしつつ雑談に興じる

今日はこんなことがあったなど、今度はこんなのがいいだのと、話しは尽きない


「瀧君~~、この後飲みに行こうよ~

新しく出来た居酒屋にかわいい子がいてさ~」


「今日は行きませんよ?俺モン〇ンの集会で人待たせてあるんで」


「和木は~?」


「俺はこの後、客先と会食だ」


そろそろ、帰ろうとしていたところで違和感を感じる。

俺が机に置いていた書類が10㎝ほど浮かんでいる、霊現象?などと馬鹿なことを

考えつつ、皆に声を掛けようとして地面をみると地面に光の筋が走り出す


地震かと思うような揺れと眩むような光が襲いかかる

そのあとの浮遊感、足場をなくしてしまい慌てて姿勢を保とうとするが

天地がどちらかわからない


落ちているのか上っているのか、しかし吸い込まれるような引力によってなのか

体が軋んでいる、体全身を打ち付けたような痛み

体の内部をかき混ぜられるような不快感

そんな苦痛は10分なのか1時間なのか、はたまた1日以上なのか

俺の意識は気絶と覚醒を交互にしながら確実に精神的に弱っていた


何度目かの覚醒をし終わったあと

俺は白い空間へとやってくる

もう、不快感も苦痛も感じないやっと終われると思っていた

これで解放されるんだと思ったら、俺は最後に意識を手放した。



初投稿です

誤字脱字あるでしょうが生暖かい目で見てくれればありがたいです




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