3話「戦闘をする吸血鬼」
どうもさきみやびです。
一週間後にする予定だったんですが
暇ができたので携帯で書いてみたんですよ。
いつもはpcですよ。
レイス戦闘します。
さて、魔法で戦うか、体を動かして戦うか。吸血鬼は日中デバフがかかる代わりに、全ステータスがほかの種族より少し多く伸びる。おかげで魔法も物理も両方使えるハイブリッド型にすることが出来た。
「さっき魔法は使ったしなぁ。物理でやるとするか。」
AKOの攻撃パラメータは2種類ある。魔法攻撃のMATK、物理攻撃のPATKだ。もちろん防御もMDEF、PDEFがある。エネミーにも防御値はあり、例えば、魔法が一切効かないが物理には弱いエネミーなどもいる。ちなみに、今相対している蜘蛛型のエネミーは特に尖った防御値は持っていない。名前は、クベラスパイダーという。
「これ、武器どうしようか。戦う意思さえあれば、発動して装備してくれるのか?」
AKOでは武器の所持方法には、常に持ち歩くか、魔法系統のスキルの1つ『ストレージアクセス』で自分のストレージ内の武器を戦う時だけ自動装備する方法の2つしかない。もちろん俺は後者だ。
頭の中で今から戦う宣言して、手を構えた瞬間レイスの両手に長くもなく短くもない中サイズの刀が2本現れた。
「おぉ、装備できたじゃないか。しかし、右手の『天』も左手の『地』もリアルで見るとなかなかかっこいいではないか。」
レイスの愛用している武器は「天地双刀」と呼ばれる二刀流の武器で和の国に出現する最高位の敵からドロップする。しかし、ドロップ率が限りなく低いことから、AKOでは所持してるプレイヤーは少なかった。
「さて、準備もできたしな、倒すとするか。」
そう言うとレイスは全力で地面を蹴りクベラスパイダーの方へと走った。レイスから見れば普通に移動しただけだが、レベル差が約2300程あるため、クベラスパイダー側からするともはや、瞬間移動に等しいであろうスピードだった。一瞬でクベラに近づき右手の「天」で1体目を縦に真っ二つにし、スピードを落とすことなく2体目に近づき一突きした。その後右回りにターンし、そのまま横なぎ払いをして、スキル「斬撃波」を発動し衝撃波を出して、3体目を切り払った。
「ふむ、物理系統のスキルも頭に浮かべれば使えたか。」
レイスが3体とも倒し、一息つくと、シャリエが戦いながらも凄い顔をしてこちらを見ていた。
「なんですか今のデタラメなスピードは、動体視力のいいと言われている獣人の私でも目で追えませんでしたが。」
一言いいおわる頃には1体目のクベラスパイダーが倒されていた。
「我は特にAGI…スピードに特化して来たからな、5人のlv3000の事は知らんが、我が知るうちで、我を越すスピードの持ち主はいなかったな。」
AKOでは、レベルが上がることにステータスを割り振るポイントがもらえた。俺はそれをAGI(素早さ)に多めに降っていた。そのため、AKOで俺に適うスピードの持ち主は片手で数えられるぐらいしかいなかった。
「そうなんですね。流石です。本当にお強いんですねレイスさんは。」
そう言いながらシャリエはクベラスパイダーに斬りかかっていた。シャリエは短刀の武器で戦っている。獣人族はAGIが伸びやすく、特に豹族は3つの種族で1番AGIがあがる。その点を活かした、素早い斬撃を沢山打ち込んでいた。AGIだけで言えば、800レベルと言っていたが1000レベル程はあるだろう。20回ほど斬撃を浴びせると2体目のクベラスパイダーは動かなくなった。
「なかなかやるではないか、シャリエよ。種族の特性を活かしたいい戦いだと我は思ったぞ?」
800レベルにしてはなかなかいい戦い方をしていたので、レイスは賞賛した。
「レイスさんのような人に褒められると、少し嬉しいですね。」
微かに頬が赤くなっていることが分かってしまった。やっぱりこの子可愛いな。俺はそう思った。
「さあ、行きましょ、もうすぐで森を抜けます。」
「そうだな。」
再び2人はセントローズ城下街を目指して歩き始めた。
読んでいただきありがとうございます。
携帯で初めて書いたので、おかしな点などなかったでしょうか?
セリフ以外の文での一人称は
今現在の動作はレイスで表して
思考、考えやAKOでの行動なのどは俺になってます。
ステータスについて
⦁HP
⦁MP
⦁PATK(物理攻撃値)
⦁MATK(魔法攻撃値)
⦁PDEF(物理防御値)
⦁MDEF(魔法防御値)
⦁AGI(素早さ)
の7パラメータで構成されています。そのほかにもサブで、Luck(運)があったりなかったり
次の投稿日も未定ですが、おそらく一週間後
種族紹介のコーナー
・獣人族
頭に耳、尻辺りに尻尾がついている種族。AGIが上がりやすいという特性がある
さらに大きく3つの種族に分けられ、豹族、狼族、その他に分けられる。
熱に弱いので、基本露出度が高い服装が多いらしい。