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第1話 スカイダイビングは好きですか?

光に包まれ光が収まった時、一瞬赤い光が見えたような気がした。

その後、最初に感じたのは強風、それにより首からかけた帽子の五月蝿くバタバタとなびく音(謎の引力発生取れません)、次感じたのは驚き、何故驚いたかって?…目の前には太陽、下は雲海…


『んん?はっ!ちょっ!えぇー?!』


マジかよ…異世界転生始まりが、天空からの落下って難易度高くないか?

スカイダイビングから始まる異世界転生(笑)ってか?笑えんわ!殺す気か?

神様マジふざけんな!しかも恨みごと吐きたい相手が自分の姿なせいで複雑だしさー!

てか流されてたがこの世界のこと剣と魔法のファンタジーなとこだとしか聞いてねぇーしぃー!

こうなりゃ是が非にでも生き残ってやら!


『こんちきしょーが!!』


大の字になりながら、手と足に更に力を入れ、意気込み叫んで雲の海にダイブした。


しばらく経ち俺は思ったどうもおかしいと。


『雲に入ってから落ちる速度おかしくね?』


そう口にするとおかしさが実感へと変わった。

風が和らいだのだ…普通速度なんてそして後ろ引っ張られるこの感じは?


『え?マントが光ってる?』


後ろを振り向きその見慣れた光景に納得し思い出す、ああそういえば…このキャラのゲーム(VRMMORPG系)ではマント着けるのが普通で、効果は落下速度低下、落下ダメージ軽減化、だからゲームの高い断崖絶壁のある地帯から、雲にダイブして海地帯にもダイブするというダブルダイブが流行した事もあったっけな…

って思い出してる場合か!俺!、落下地点が川か海なら助かるが、幾ら落下ダメージ軽減いったって地上に何も考えず下りたら、ダメージ少なからず受けてたんだぞ?、てか途中効果なかったしな…これやばいんじゃないか?…


と考えてる内に雲海を抜け、目の前には広大な平原、巨大なキノコの生えた森、川や湖はキラキラ輝き…辺りに建物は見えない。


『うわっ!綺麗だな!流石異世界!』


って違う…思わず言わずには入れなかったが、今そんなこと言ってる場合じゃねーし!

そだ、下だ下、下を確認するんだ俺…

と真下を確認した俺は。


『やばい、下、木、森だ、湖近いが…』


くそっ!どうすんだよこれ…湖近いがこのままいけば、確実に木か地面とキスすることになるぞ。

あっ!そうだマントを掴んでグライダー風にして方向を変えれば、いけるか?


『まあ!やるしかねーな!』


そう意気込み手を伸ばしなんとかなびくマントの端々を両手で片方片方掴み、グライダー?風にしなんとか向きと落下地点を湖へとするべく、パタパタ動かしたりと色々、無我夢中でやっていた。


その甲斐あってか俺は無事、地面と木とは避け、湖の輝く水面にキス(笑)をすることが出来た。


『ぶぇぶふえ!ゲホッゴホッ…』


うぇー水めちゃくちゃ飲んじまったし…溺れかけるし…

これ飲んでも大丈夫な水かな?異世界来てまで腹壊したら嫌だな…

まあ、身体違うし大丈夫だよな?

キラキラ輝く水を改めて顔を付け、口に含んでみると、ん?甘いような?濃くがあるような味…


『水うま!?やっぱ排気ガスとかないから?』


うん、これは飲める水だと確信した…だってこんなにうまいしな、うん。


とそんな確認をしたところで泳いで湖を上がる。


『ダメージはっと…ないかな?』


湖のほとりに立ち色々な姿勢をとり動かしたり、見たりしながら、痛みを感じないかなど、確認を一通りした。ついでに自信の装備見た目も確認した。


装備名と見た目については上から順に詳しく。


帽子:ブルーバードのトンガリ帽子

(紺色の帽子、水色リボン、留め具に大きい青い鳥の羽3枚、首紐長め肩掛け用)


耳:ブルーバードのピアス

(小さい羽モチーフの青い宝石の着いたピアス)


首:幸運の四つ葉チョーカーベルト

(銀色の四つ葉枠組み部分に緑、黄緑、黄色、橙色の宝石入り)


両腕:幸運の四つ葉ベルトバングル

(ベルト埋め込み部分に小さな銀色の四つ葉枠組み、青、水色、紫、白い宝石入り)


手:夜空の長手袋

(黒い長手袋、銀色の小さな星型留め具、裏は星空のような絵柄)


外套:夜空の半月外套

(黒い半円のマント、銀色の星型留め具、裏は星空の様な絵柄)


アウター:闇夜のフロックコート

(黒い光沢のあるフロックコート、ポケットが複数有り、銀色の丸いボタンに五芒星の刻印)


インナー:闇夜のウェストコート

(黒いウェストコート中に、白いワイシャツ、銀色の丸いボタンに五芒星刻印)


ズボン:闇夜のチェーンズボン

(黒いズボン、ベルト部分はチェーン留め具銀色の四角部分に五芒星刻印)


そしてこの装備の確認をしているとき、気づいたことがあった。

装備を観察しながらみていたら…装備名がゲーム画面ディスプレイの様に表示された。

そしてその光景を見て、あの神様が虚空で何かしていたときの事がふと頭に浮かんだ、もしやと思い、俺はゲーム画面のメニューをイメージしながら手を虚空にかざしたところ…


するとなんとメニュー画面が出せたのである。

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