第9.5話 9話の狼視点です!
湖の側の石の上、白くふわふわな毛の長い巨大な狼が寝ていた。
今回9話の視点を変えたお話です。
目線は#白銀巨狼__フェンリル __#です。
なので狼語は自動翻訳されています。
朝日が湖に差し込み…水面はぴかんと輝いている。
僕はその光がまぶしくて目が覚めた。
大きな欠伸をグワァッと一つして、その後背筋をピーンと伸ばし背伸びをした。
「グルァ?(なんだ?)」
その時何か後ろ脚で蹴ったような感覚があった。
後ろを振り返って観たが何もなかった、岩の下に落ちたのかな?と岩の上から下を覗いて観た。
特に何もなかった。
気を取り直して足や尻尾をぐいーと伸ばしたとき、普段より尾っぽの調子が良く、朝日に輝く度合いが増していた、それになんだかいつもより毛艶もいい感じがした。
不思議に思って、自分の尻尾を見ると、昨日の朝、湖に浸し草の絡みを取ろうとして、余計に絡まり、毛玉も出来て草でチクチクするから、イライラしてて、小さい皆んなに離れててと言って、黒いうるさい奴に八つ当たりして狩りをしていたほど、だったけど…
何故か直っている、疑問には思った、けど、チクチクしないし、悪いことではないから気にしないことにした。
これで気持ちよく過ごせると思うと嬉しく、気分が良くなる。
「ワァウォォォォン!(おはようございます!)」
そうして、僕は小さな皆んなに、朝の挨拶をして起こした。
そのとき、小さな皆んなの寝てた付近に火というのが付いた後の焦げくさい匂いがした、良くみると石で湖見たいな形に囲んである、ところに黒いのがあった。
どうやら匂いがするのはそれみたい…僕がそれを見ていたのを見て、小さい皆んなは、
狼達「ニンゲン ガ イタ!ニンゲン!」
小さい皆んなが、口々にニンゲンと口にする。
僕結構この湖のまわりの森を昨日の朝、尻尾の件でイライラしてかなり走り回ってたけど、観ていないし、それに、確かニンゲンってこの辺、あんまり来ないんじゃ…と考えていたら。
少し小さい皆んなより長生きの4名がそのことの状況説明と会議があると話を始めた。
[4匹の補足説明]
aが、1番長生き、雄、右目に3本の爪傷あり、隊長。白銀巨狼を貴方様と呼ぶ。
bが、2番目長生き、雌、お喋り好きのaの嫁。最初に、白雪の君と白銀巨狼を呼んだ。
dが、3番目に長生き、雄、aに首に怪我がありガラガラ声。白銀巨狼を白雪サマと呼ぶ。
cは、3人よりはかなり若いが他の狼よりは長生き、賢く、白雪の君様と白銀巨狼を呼ぶ。
狼リa「我ら4名が、貴方様に黒い獣を狩るから期待して先に戻って待っていてと言われた後、我らはこの湖に向かったのだが、人間の気配がしたのだ」
狼リb「それで私が、若い子達皆んなに、人間が居たら追い払うようにと伝えて、先に行かせたのよ」
狼リc「そうしたら、先に見に行った子も確かに途中から、人の気配を感じたらしいのですが…途中で、突然、気配も匂いすらも消えたそうです!」
狼リd「普通アリエナイヨナ、突然気配モ匂イモナクナル、ナンテヨ」
頷く4人の狼達。
狼リb「それに、若い子達皆んなが来たときにね?焚き火の火はついてたそうなのよ!足跡も湖まであったそうよ、ということはさっきまでやっぱり居たってことになるのよ!」
狼リc「ですが彼、彼女らはが色々の場所を調べたのですが、見つけられず、逃げたような音もしなかったそうです。」
狼リa「我らが来たときには、焚き火は貴方様の狩り終えたとの報告の声で、消えたらしいのだが、その後、我らも湖にの中などまわりの木などを見回したが、見つけるには至らなかったのだ。』
狼リd「 aガ、見ツケラレナインダ、突然消エタトシカ、イイヨウガナイ。」
狼リb「本当気味が悪いですわよ…それにもし、そんな風に消えられる人間がもし、いたら危ないわね。」
狼リa「だが、そんな者がいるのならば、我らを狩るだろう、我らが来てから逃げたか隠れたかしたという時点で、危なくはないだろう?弱くなければ、大抵の人間らは、我らを狩る。」
狼リc「そうですね、狼aの意見に私も同意です、我らより弱いから、逃げたか隠れた、それに一人でしょう?私達はこの数です何かあっても狩れます。
それに今は白雪の君様が居られますので…」
狼達の全員の視線を受けて、白銀の巨狼は、少し照れたようにする。
狼リb「恐れることなんてありませんでしたわね!私達には、今白雪の君がおられますもの!
さて、そろそろ狩りに行きましょう?
でもその前に、昨日の黒い獣の匂いもついていて、私達匂いが酷いわ!川に水浴びしに行きましょうよ?」
狼リc「そうですね、確かに言われてみると臭いが…これでは狩りする前に、獲物に逃げられてしまいます。皆さん水浴びに行きましょう!」
小さい皆んなは頷き、川へと歩きだした。
何故ここで浴びないかは…ここで皆んなが一斉に水浴びすると毛が溜まって飲み水に混じって汚いからだって前に言ってた。
会議の内容途中から飽きてあまり聞いてなくて、分からなかったけど…小さいな皆んなは、もし昨日いた、怖い人間が居ても、強い僕がいればと褒めてくれている。嬉しいなぁ〜♪
今日は昨日に比べてチクチク問題もないし、なんて良い日なんだろう♪
僕はそう考えながら、そんな小さな皆んなの後を尻尾をブンブンと振りながらついていった。
そんな彼らの姿を、石の上にふわふわ浮かび、脇腹と背中をさすりながら、観ている者がいた。