〜プロローグ1〜 何が起きた?
俺は気づけばここにいた…そう!
この絶対今まで見たことないくらい白く眩しい空間に!
(何故ここにいるんだろう?)
疑問が湧く…疑問が疑問を呼び…疑問が次々……
(うん、この空間について考えるのは一先ず辞めよう。)
そう思い、ここにくるまでのことを思い出すことにした。
今日は20xx年の8月10日、僕はアパートで一人暮らしをしている学生18歳であり夏休み中であったこと、そして、昔からオンラインゲームやオフラインゲーム…MMORPGやTRPG、勿論VRMMORPGまで兎に角色んなゲームを楽しんでいたことを…
その日も勿論冷房がんがんかけゲームを…最近嵌りこんだ新しいMMORPGを深夜から日が昇りお昼になるまで気が付けば遊んでいた…
カーテンも締め切って真っ暗だった部屋、隙間から入る光に気づき時計をみる。
『ん?もうお昼か、腹減ったなぁ。あっ…冷蔵庫今ないんだっけ?』
冷蔵庫は暑さで壊れ修理中だった。
そのため、買い置き惣菜も冷たい飲み物もなかった。
カーテンを開け窓から外を観るためカーテンに触れたとき窓に触れてしまう…
『あつ!』
カーテンを開けるぼわ〜と熱気が漏れて肌に伝わる。
観ると天気は晴れ蒼い空かんかんに晴れている。
『はあ…仕方ない…な…』
昼食や冷たい飲み物を買いに、部屋を出てモワッと肌に熱風が…
『あぢぃ〜』
ジリジリ暑さを感じながら炎天下の歩道を歩いていく、蜃気楼でゆらゆら揺れる道、自分も暑さに意識がぼーとし始め蜃気楼のと同じ様にゆらゆらふらふら歩いてコンビニが見えてきたなっというところで…
そこから記憶がなかった。
そして思ったきっとここはコンビニ手前で倒れて運ばれた病院なのだろうと。