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心戦武装の夕星  作者: 暮葉
Beginning
3/5

Episode.1 〔戦闘系学園〕

暮葉です!

この作品で「こんな能力があったらいいな!」とか「この能力出してほしい!」って言うリクエストがあったらコメント下さい!

「~であるからして~~により~~~~」

 はぁ~~~~~。

 校長、話なげぇーよ。


 今日は入学式である。


 先日、脅迫(きょうはく)まがいの入学報告を受けてから入学式までは本当に忙しかった。

 まず、学校に関する書類がめっちゃ送られてきた。

 で、それ処理したら次は適性検査をした。

 普通は受験前に皆調べてるらしいが、俺は後から適当に選ばれたため入学決定後に検査をさせられた。

 結果は、Dだった。

 適性には、ランクみたいのがあって上から、S>A>B>C>D>Eてな感じになってる。

 全く適性が無い人もいるみたいだからそれなりだったらしい。

 検査が終わると今度は、教材が渡された。

 暇があったら目を通しとけと言われましたが、チラッと見たら意味不明な所が殆どだったのでそっと教材をしまった。

 まぁ、何よりも辛かったのは能力開発だったなぁ。

 能力開発は、各々が持つ能力を覚醒させることなんだけどこれはマジで辛かった。

 能力開発のために薬を飲まされるんだよ。

 この薬を飲むと、能力を覚醒させるために潜在意識(せんざいいしき)が刺激されるんだけどよ。

 これが辛いんだ。

 簡単に言うと、頭の中をぐちゃぐちゃにかき混ぜられた感じ。

 目は回るし、吐き気を催すし、頭痛はするしで気絶しかけた。

 まぁ、5分もしたら治まったけど。

 そんで、能力が発現したかって言うとしなかったんだよ。

 ありえなくね。

 先生が言うには、すぐ発現する人と、少し時間がたってから発現する人がいるらしい。

 少し時間がたつ奴は大体1から2日で発現するそうだけど俺してないしな。

 それについて尋ねたら(まれ)に例外がいるとのこと。

 この例外ってのがめんどくさいっぽい。

 何でも、ただ待つだけでは能力が一生発現しないらしい。

 何か、精神的に大きな刺激を受けないと発現しないんだとよ。

 先生曰く、奇跡を信じろだそうです。

 HAHAHA......バカじゃねーの!

 何だよ『奇跡を信じろ』って...

 でもまぁ、ちゃんと身体強化はされてるらしい。


 ......ん?


 ってかこの学校の説明してないな。

 この名古屋星心学園ってのは、能力と呼ばれる特殊な力を開発、研究している学校だ。

 能力には色んな種類がある。

 身体(しんたい)系、精神(せいしん)系、属性(ぞくせい)系、召喚(しょうかん)系、時空(じくう)系、武装(ぶそう)系、干渉(かんしょう)系、回復(かいふく)系...まぁ、まだあるけど。

 後、それら全てに当てはまらない特殊(とくしゅ)系があるか。

 特殊系って何か強そうだけど全てがそうと言うわけじゃないらしい。

 どの系統もそうだけど能力には優劣が必ずあるらしい。

 で、さっき言った能力適性があったろ。

 あれが高ければ高いほど、強力な能力の可能性が高いのだとか。

 でも、例えSであっても弱い可能性だってあるし、逆にEであっても強い可能性もあるって先生は言ってた。

 っと、話がちょいそれたな。

 戻すと、能力の開発や研究をするわけだがする方法がなぁ......。

 それが戦闘。

 つまり能力使って戦えって言うんだよ。

 普通無理だろ。

 人間の体って意外と(もろ)いし。

 なのにこの能力ってのはそんなことは気にせんでいいのだ。

 能力を覚醒させるために潜在意識を刺激すると身体強化がされるらしい。

 しかも、ちょっとやそっとじゃない。

 それこそ女子でも軽くパンチするとコンクリートが砕けるくらいまでには強化されるんだよ。

 ヤバくね...?

 まぁ、それで身体の心配は無くなったけど能力によっては戦闘向きじゃない能力だってあるだろ。

 それじゃあ戦闘は無理じゃないかと思うよな。

 俺も思ったもん。

 それで聞いてみたら、何か能力の研究結果から特殊な武器を造ってるんだって。

 この武器を使えば戦闘向きの能力じゃなくても充分に戦えるのだとよ。

 だから戦闘に問題は無いって言われて納得しちゃったんだよなぁ......俺。

 でもそこで思ったんだよ。

 俺、能力すら発現してねぇじゃん。

 ってことに。

 それで先生に聞くと、能力発現するまで身体強化と武器だけで頑張れってよ。

 ............いや、無理だろ!

 そう言い返そうとしたけど先生が凄く睨んできたのでやめといた。

 まぁ、この学校の説明はこんなところか。

 おっ、ちょうど校長の話終わったわ。

 じゃあ教室行きますか。


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