プロローグ
骸骨がヒロイン?
ヒロインが骸骨?
どちらにしても誰得と言われると困りますが、楽しんでもらえたら幸いです。
何よ!
何がどうなってるの!
何であたしがこんな目にあってるのよ。
あたしは今をときめく売れっ子アイドルなのよ。
そのあたしが何でこんなことになってるの。
ありえない! ありえないったらありえない! 絶対にありえない!
これは何なのよ!
もうなにがなんだかさっぱりわからない。
これは夢なの?
そうじゃなきゃこんな非現実的なことが起こるなんてありえないじゃないの。
それともドッキリかなにかなの? どっかにカメラがあったりするの?
それならさっさと『ドッキリ大成功』ってバカみたいにデカデカと書かれたプラカードを持ってきなさいよ。
いつもならドッキリしたやつらにあとで怒鳴り散らしてやるところだけど今回は見逃してあげる。だから早く出てきなさいよ。
そしてこれをウソだと言ってよ。
……。
…………。
………………。
何で。何で誰も出てこないの? ドッキリじゃなくてこれが現実だっていうの!
ウソ……でしょ。
これが現実なんて酷すぎる。
何なのこの頭。
頭だけじゃない、手から足まで全身が骨になってるってどういうことなの? これがあたしの身体っていうの!
こんな、理科室に置いてある骨の標本みたいな身体が……。




