第四話 正面突破
できる限り週二投稿にしようと思います。
月曜日と木曜日の朝8時にだします。
しばらくすると、暁止は帰ってきた。
「おい」
「ごめんごめん。凪がいたら大丈夫だろって思ってさ」
「責任感持て」
「知らん」
「知っとけ」
前もこのくだりした気がするんだが。
そろそろ、大希も起こすか。
「理菜。特製ジュースを飲ましてあげて」
「分かったわ!私のジュースも役に立つでしょ」
自慢気だが全くそんなことはない。
むしろひどい。
だが、理菜が言う通り、大希を起こすのには役立つ。
いつも通り、大希を壁に立て掛けて、ジュースを一気飲みさせた。
「ぐああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
「だから、前から言ってるだろ。大希にそんなもの飲ませんな!」
「そんなものって何よ!あなたも飲んでみれば分かるわ」
「遠慮しておく。死にたくはないからな」
「もしかして、危険だと思ってる?そんなことないのに...ひどい...!!」
「ひどいって、大希に飲ませるお前も悪いだろ」
「指示する凪が悪いのよ」
「...確かに」
「だーかーらー!俺に責任を押し付けるな!!」
「わ~凪が怒った~」
「優遊からもなんか言ってやってくれよ」
「全員粗大ゴミになるつもりですか?」
シーン
怖っ。しれっと笑顔でそんなこと言うの怖い。ドSか?
「と、と、と、とりあえず、出発しよ?」
大希が怯えながらだが、そう言ったことで、みんなが救われた。
「そ、そうだな。みんな、準備できてるか」
「はい。ドッキリのせいで準備は終わっています」
「ウォーミングアップもしてきたからな」
「僕は~さっきのが怖くて~もう今日は~眠れないよ~」
「それなら...出発!」
こうして、俺達は、変電所に向かった。
▼△▼
ヒロテヴェヴ変電所は、変電所としての役割は果たしているが、姿形は廃墟だった。
変電所に入ると、ひんやりとした空気がただよっていた。静かなのが、不気味だ。
「本当にこれは変電所なんだろうな」
「凪、私も信じられないけど、そうみたいよ」
理菜以外も、同じ気持ちだろう。
「たぶん、エレベーターがあって、そこのボタンをメモの順に押せば地下7階へいけるんだ」
「でも、0階なんてないですよね」
「地下1階じゃないか?地上として数えれば、1階の1つ下だから、0階とでも考えれるし」
「そーゆーことか~」
「エレベーターってあれじゃねえか」
暁止が指を指した先を見るとそこには、エレベーターの扉があった。しかし、その横には2人の警備員らしき人がいる。
「さっそくだけど、正面突破だね」
「お兄ちゃんお願い~」
「応!」
暁止は、2人に近づき、文字通り、一瞬で倒した。
「ちょっと、弱すぎじゃねえか」
「いや、絶対に暁止さんが強すぎるだけだと思います」
「とにかく、突入するよ~」
俺達は、エレベーターに乗り、素早く、121011122021の順にボタンを押した。
すると、エレベーターが地下1階より、もっと深くまで潜った。
扉が開くと、そこはさながらスラムのようだった。
「なんだここ...嫌いだ」
「私が調べたところによると、ここは詐偽、誘拐専門の支部、“ウリエル”だそうです」
「ひどいな。昔のこと思いだしちまう」
「お兄ちゃん...こわいよ...」
「それでも行くしかないだろ」
「そうよね。行きましょう」
進んでいくと様々な人がいた。
ボロボロの人、狂ったように笑い続けている人、まともに文章を作っている人、どの人も犯罪一色といった感じだった。
途中何度か、引き留められて、喧嘩になったが、正当防衛内で暁止が瞬殺していた。
まっすぐ歩いていくと、大きな豪華そうな扉があった。
「ここに支部長がいるのかしら」
「たぶんあってる~...」
理菜や大希の言葉に反応したのか、周りの人達が俺達を取り囲んだ。
「暁止、分かっていますね。徹底的に叩き潰すんですよ」
「分かってるぜ」
そうして、俺達の応戦は始まった。
暁止はちゃんと相手が襲ってきてから、手刀で倒していっていた。
優遊は、向かってきた人を片っ端から、暁止に投げていた。
大希は気絶した人をうまく調整して、洗脳だけとき、理菜は戦況報告や証拠確保のために動画を撮った。
2人の連携のおかげか、200人ほどいたのが、逃げ出したり、戦意喪失したりで、すぐに片付いた。
「さて、支部長本人に苦情を伝えにいきましょう」
「壁にでもめりこんどいたらいいんですよ」
「僕も~回復はするね~」
「俺もだ」
みんな、戦る気満々だな。
「行くぞ!正面突破だ!!」
掛け声と同時に俺達は、転がり込むように、部屋の中へ入った。
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