高嶺の人
掲載日:2026/04/03
高嶺の一輪花が
列車の中に咲いていた
いつもなら 視界を携帯で隠して
目線は合わせずに居たのに
町の景色に合わせて
横顔をひっそりと見てた
こんなに美しい花なんだから
もう誰かが摘んでいるのに
期待しないでいれば
何も傷付けないで済むのに
どこか信じる自分がいた
「自分には釣り合わない」
なんて初めから思う僕も嫌い
そんな悩みが出ている時の
どこか期待してる僕も嫌い
もう会わないようにしよう
こんな自分に出会いたくない
花が摘まれる瞬間も
僕は見てみぬふりして
そっと立ち去るよ
それじゃ駄目なのは
解っていても
そう繰り返すのが
自分には相応しく思えた




