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お泊り会の帰り道

お泊りの帰り道。

ルカがルークの事を呼んでいて、どうしたんだろう?って思ってルカの方を

見ようと思っていたら、エミリアに二人は大切な話があるみたいだから先に

帰ってて大丈夫だよ。と言われ、いいのかな?と思ったけれど、エミリアに大丈夫と言われ、私達は二人で寮に帰ることにした。

私が帰ったら連絡するね!と言ったら楽しみにしてるね。と言って

エミリアは笑った。

帰る途中、三人の様子が少し気になった私は、チラッと後ろを振り返った。

いつもの二人のはずだけれど、何だか今日の様子は違う気がした。

上手く言えないけど、何だか雰囲気が違うような……?

でも、それ以上は何も分からなくて、私達はそのまま歩き出した。

「お泊り会楽しかった~フィリスはどうだった?」

「すごく楽しかったです。今回は、無理やり付いてきてしまった

形になりましたが、皆さんが本当に優しくてうれしかったです」

そう言って、フィリスさんは微笑む。

その笑顔は、本当に楽しそうで私も嬉しくなった。

「よかった!皆とも仲良くなれたみたいで私も嬉しい」

私がそう言って笑うと、フィリスも笑ってくれた。

そして、お互い笑い合った後で急に思い出した。

「そう言えば、フィリス学園の裏の森に行きたいって言ってたよね?」

「はい、どうしても沙羅に付いて来て欲しいんです」

「うん!いつ頃行くつもり?」

「今回、外出許可を取ってしまったので……しばらく外出は難しそうなんですよね……」

そう言ってフィリスは少し考え込んでしまった。

きっと、フィリスは早めに行きたいのだろうけれど……この短期間に、外出許可を貰うのは難しいかもしれない……

「そうだね……今週は難しそう、でも裏の森なら外出許可もいらないんじゃない?」

「そうでしょうか?まぁ………先生方に聞いてみないと分りませんね」

「そうそう!明日聞いてみようよ!」

「ふふっ、そうですね。明日一緒に来てくれますか?」

「もちろんです!行くときは教えてね」

そんな会話をしながら歩いていたら、いつの間にか寮に着いていた。

私達は、また明日と挨拶を交わしてお互いの部屋に帰って行った。

部屋に着くと、スマホが鳴った。

誰からだろう?と確認するとルカからのメッセージで

お見送り出来なくてごめんね、今日は楽しかったよ。またフィリスと遊びたい

と言った様な内容が書いてあった。

私も、こちらこそありがとう。楽しかった!と返事をして

あと、ルークと何を話してたの?何か雰囲気が違ったけど……と送ると。

何でもないよ、ただお仕事についてのお話をしていただけ。と言ったような内容が返ってきた。

「そっか、だからいつもと雰囲気が違ったんだ」

だったら、私には関係ない事だな。

そう思った私は、変な事聞いてゴメンね!また遊ぼうね。と言った内容のメッセージを送り、このやり取りを終わらせて机に向かった。

*****

そして、次の日。

フィリスに先生に森の話をしたいから付いて来て欲しい、と言われたので

私は今フィリスと一緒に先生の元に向かっていた。

歩いている途中で、フィリスが口を開いた。

私は、それに耳を傾ける。

フィリスはやっぱりまだ不安が残っているようで、理由を聞かれたらどうしよう。とか、怒られたりしないかな。とかそんな事を話していた。

それに私は、大丈夫だよ。と返しながら歩いていると、先生がいる教室に着いた。

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