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生徒会で

着替えてから眠りにつくまではあっという間で、気が付けばもう朝になっていた。

まだ眠い目で時計を確認すると、朝の七時前だった。

起きるにはまだ少し早いけれど、折角早く起きれたのだからと思い、私はベッドから抜け出す。

「ん~~いい天気」

カーテンを開き窓を開ける、すると爽やかな風が部屋に入り込んできた。

朝の新鮮な空気を胸いっぱい吸い込み、グーっと背伸びをする。

そして、よしっ!と気合いを入れてから、朝の支度をし始めた。

******

今は放課後、今日もルカと魔法の練習をする筈だったのだけれど……

私達が今いるのは、生徒会室だった。

「お忙しいところ申し訳ありません……どうしても二人では間に合わなくて……」

「全然!私達で良ければいつでも手伝いしますよ、ね?フィリス」

「まぁ、ユーリがどうしてもというなら手伝ってあげなくもないけど……」

私の言葉にフィリスは少し照れたように顔を背けた。

本当にフィリスは素直じゃ無いんだから、そう思いながらも私は心の中で微笑む。

「本当にお二人は仲良しですわね」

「仲が良いんじゃなくて、ただイチャイチャしてるだけですわ」

「あら、ミホさんそんなこと言ってはダメよ?」

「ごめんなさい……会長……」

「いいえ、でも次からは気を付けましょうね」

そう言ってユーリはミホの頭を撫でる、ミホは嬉しそうに目を細めた。

この二人も相変わらず仲良しなようだけれど、ミホがユーリの気持ちに気が付いている様子は無く

私は少しだけ、ユーリに同情してしまった。

好きな相手に自分の気持ちが伝わらないのは、とても辛い事だと思う。

「さて、無駄話もこの辺にして……今日はこの書類達の整理を手伝って欲しいの」

「これですか……」

「ユーリ、流石に溜めすぎじゃないですか?」

フィリスはドン引きしたような顔で書類の山を見つめた。

そんなフィリスにユーリが苦笑いしながら答える。

「違うのよ?今朝先生が来て、これ明日までによろしく。なんて言って置いて行ったのよ」

そう言ってユーリは大きな溜息を吐き出した。

この量を明日までにだなんて、先生達は生徒会の事を便利屋か何かと勘違いしてるのではと

思いたくなるような量だ。

「とりあえず私達も手伝います!それでその後先生達に抗議しましょう!」

「抗議ですか……?」

「はい。流石にこの量を二人でやれだなんて無茶苦茶です、前に生徒会は人数が少なくて大変と言っていたし……」

「貴女にしては良い案ね、私も抗議には賛成。会長にこれ以上負担をかけたくないわ」

「本当なら私達も生徒会に入ってお手伝いできるのが一番なんだけど……」

「……忙しいのでしょ?分かっているわ、でもありがとう」

「ミホ……!!」

私はミホの言葉に感動して、思わず抱きついてしまった。

そんな私をミホは鬱陶しそうに振りほどきながら口を開く。

「離れて……!!貴方にはフィリスさんがいるでしょ!?」

「ミホは姉妹みたいなものだからいいの」

「貴女は良くても私はダメなの!フィリスさんが怖い顔でこっちを見てるから!!」

そう言われ私は渋々ミホから離れ、フィリスに視線を向ける。

すると、フィリスは眉間に皺を寄せてこちらを睨んでいた。

「えっと……ミホはホントに妹みたいな……」

「えぇ、分かっています」

「その……ルカにも抱き着いてたりするよね……??」

「ルカは特別です」

「……そ、そっか……」

「さぁ、お二人共痴話げんかはそこまでにして仕事を始めますよ?」

痴話げんかじゃない!と反論しようと思ったら、ユーリがにっこりと笑って私達の言葉を遮った。

その笑顔がとても怖くて、私とフィリスは素直にはいと返事をしたのだった。

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