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魔法の練習

『……起きて、るか……!』

何かが私の体を揺すり起こしている。

私は、その揺れでゆっくりと重たい瞼を開けると目の前にはムルがいて大きな目をぱちぱちさせながら、私を揺さぶっていた。

「むる……?」

『やっと起きた!おはようルカ!』

「おはよう、ムル朝から元気ね?」

『だって今日も二人と遊ぶ日だもん』

ふふふ~と口元を手で押さえながらムルは、楽しそうに笑った。

私はそんな様子のムルを眺めながらベッドから体を起こし、大きく伸びをするそして、ベッドから出て私は着替える為にクローゼットへと向かった。

*******

身支度を整え食堂に向かい、いつもの様に朝食を済ませると

沙羅達の待つ森へと出掛ける。

「ムル、そろそろ出掛けるわよ」

『はーい!あ、皆に持って行くお菓子準備した?』

「えぇ、ムルの好きなお菓子も勿論用意したわよ」

私がそう言うと、ムルはやったー!と私の周りを嬉しそうに飛び回り早く行こう!と私の服を引っ張る。

そんなムルに私は、はいはいと返事をしムルと一緒に森へと向かった。

森の中をしばらく歩き、いつもの様に開けた場所に出るとそこには既に沙羅達の姿があった。

私は二人に手を振りながら声をかけると、二人は私達に気づいたのかこちらへ向かってきた。

「おはようルカ!それに、ムルもおはよう」

『おはよう!今日はね~美味しいお菓子を沢山持ってきたんだよ!』

「そうなんだ~!楽しみだな~」

沙羅とムルはニコニコと笑いながら、お菓子の話題で盛り上がっていた。

私は、これが好きとかムルはこれが好きとかそんな二人の会話を微笑ましく思いながら見ていた。

「ふふ、お二人共楽しそうですね」

「えぇ、ムルと沙羅はいつも楽しそう、少し羨ましいわ」

「あら、だったらルカも混ざってみたらいかがです?」

「そうね、今度機会があったらそうしてみようかしら」

二人の会話を眺めながら、フィリスとそんな話をしつつ私達は二人の会話が終わるのを待っていた。

「フィリス~!フィリスはどのお菓子が食べたい?」

「沙羅、お菓子の前にお勉強です」

「えっ、あーそうだった……お菓子に釣られてつい」

そう言って沙羅は、えへへと笑いながら頬をぽりぽりと掻く

そんな沙羅を見て、フィリスははぁ……とため息を一つ吐いた。

そんなフィリスに私は、まぁまぁと宥める様に言うと、今日の勉強を始めた。

*******

「さて、今日はこの間と同じ魔力を込める練習です」

「はい!昨日もあの後自主練してみました!」

そう言って、沙羅は元気よく手を上げた。

そんな沙羅に私は、無理はしない様にね、と言った後

折角だしその成果を見せてもらおうかしら。と、沙羅に言うと 沙羅は任せて!と言って自信満々な表情を浮かべていた。

「えっと、意識を集中させて……魔力の流れを意識……」

沙羅は目を閉じ、集中しながらゆっくりと深呼吸をした。

そして、目をゆっくり開けると手を構え魔力を込める。

すると、手のひらに乗せた石は青白く光り輝き始め、辺りを明るく照らし始めた。

「よし、ここまでは大丈夫……ふぅ」

沙羅は息を吐き、集中を切らさずそのまま魔力を込める。

すると、先ほどまで強く光り輝いていた石は、沙羅の手のひらの上で

淡く光り輝いていた。

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