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沢山の悩み事たち

部屋に帰ってから、私はミホから聞いた話を頭の中で整理した。

怪しい人物は、アメリにシロ……どっちかがフィリスに嘘の事を吹き込み

ユーリとフィリスの仲を引き裂いた犯人のはず。

「もしかしたら……私の噂を流すように命令してたりとか……いいや、流石にそれは私の考えすぎか」

ふっ、と私は苦笑いをしてスマホをを開いた。

そして、ルカにメッセージを送る、アメリとシロと言う名前に聞き覚えはないか?と ルカからメッセージが返ってくる前に私はお風呂に入るために着替えを用意して、お風呂に向かった。

今日も色々あって疲れたから、ゆっくりお風呂に浸かろう。

「はぁ……気持ちいい……」

私は湯船に肩まで浸かって、そう呟いた。

最近本当に色々な事があった……ルカの事にフィリスの事……

考えることが沢山ありすぎて、考えるだけで疲れてしまう。

「魔女に……連れ去られたムル……私がこの学園で楽しく過ごしている間に

ルカはそんな大変な目に合っていたんだ、なんでルカばっかりこんな目に……」

婚約者と婚約破棄したのに、付きまとわれて嫌がらせをされて……

その後に魔女が現れたりムルが誘拐されたり……出来る事なら私が代わってあげたい。

「フィリスも私の知らない所で苦しんでいて……悩んで……私だけが何も知らずに皆に守られて吞気に過ごしているんだ」

私は、そんな自分が情けなくて仕方なかった。

気持ちを切り替えるように、お湯でバシャバシャと顔を洗って、お風呂から上がった。

それからパジャマに着替えて、自分の部屋へと戻る。

スマホを手に取り、メッセージが来ているか確認したけれど、まだ

ルカからのメッセージは来ていなかった。

しばらく待ってみたけれど、来る気配がないので私は諦めてベッドに寝転び、目を閉じた。

****

朝起きてスマホを確認したけれど、ルカからの返事は無かった。

それに何だか嫌な予感がした私は、ルカに改めてメッセージを送るが、それも既読が付かない。

「まぁ……朝だし忙しいのかもしれないもんね」

そう呟いて私はスマホを閉じた。

それから私は、身支度を整えてから教室へと向かう。

教室に着くと、教室の中には皆がそろっていて、私がおはようと挨拶をすると

皆おはようと返事を返してくれた。

「沙羅、おはようございます。今日は少し遅かったですね?」

「うん、ちょっと寝坊しちゃって」

えへへ、と苦笑いをしながら自分の席に着いた。

鞄を机の上に置いて、鞄の中から教科書等を取り出していたらチャイムが鳴り

先生が教室に入ってきたので、私は慌てて前を向いた。

そうだ、放課後昨日の話の続きを聞きに、ミホのクラスに行ってみよう。

まだ、ルカからのメッセージの返事も来ていないし、先に色々動いておくのもいいかもしれない。

そんな事を考えながら、私は授業を受けるのだった。

放課後になりました。私は、早速ミホのクラスに向かおうと1人で教室を出た所で後ろから声をかけられた。

「沙羅!今日もどこかに行くのですか?」

「フィリス……うん、少し調べたい事があって」

「調べたい事ですか?それは私がお手伝い出来る事でしょうか?」

フィリスは、そう言って私の顔を覗き込んできた。

そう言われて私は少し困ってしまった、だって調べている事はフィリスの事を

いじめようとしていた犯人を探す為なのだから。

フィリスに協力してもらえば、すぐに犯人なんて見つかるかもしれないけれど……でも、そんな事言える訳ないよ

「……ごめんね、でも何か手伝ってもらいたい時が来たら頼ってもいいかな?」

「もちろんです……!沙羅が何をしているか分かりませんが無理はしないでくださいね?」

「……ありがとう」

「じゃあ、私は帰りますね、また明日」

「うん!また明日~」

そう言って私はフィリスが帰るのを見送ってから、ミホがいるクラスへと急いで向かった。

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