ミホの家で
先生の所から出て、私はまず教室に向かっていた。
何故かと言うと、まだミホが帰っていないかもしれないと思ったからだ。
ミホがいるというBクラスの前まで着き、中を覗いてみた。
教室には数人の人が残っていたけれど、そこにミホの姿は無かった。
「あのー……」
「はい?」
「ミホさんってもう帰っちゃいました?」
「あーミホなら今日は用事があるって言ってすぐ帰っちゃったけど……ミホに何か用?私が伝えておこうか?」
「あ、いえ大丈夫です……!ありがとうございました!」
ぺこっと頭を下げてBクラスの教室を後にした。
用事がある……ミホの用事って一体なんだろう……
もし、生徒会の用事だとしたら今そこに行くわけにはいかない。
「んー、これは困ったな……」
私は、廊下を歩きながらどうしようか考えていた。
ミホは用事って言っていたけど……どこに行ったのかだけでも聞いてもらえば良かったかな、とか思ったけれど今更戻るのもなんかおかしいし、私はどうしたらいいんだろう。
「とりあえず、先生に聞いたミホの部屋に行ってみようかな……」
ここでウダウダしていても仕方がないし、行ってみよう。
今日がダメなら明日出直して、それでも会えないなら……
さっきの、お友達っぽい子達に呼び出してもらうとか色々と方法はあるはず。
「さて、行ってみるか」
そう呟き、ミホの部屋まで向かう事にした。
****
「さんななまる……あった!370!」
私は、ミホの部屋の番号を見つけてほっと胸を撫で下ろした。
あとは、ここにミホがいればいいんだけれど……
私は一度深呼吸をして、部屋のチャイムを鳴らした。
すると中からはーいという返事が聞こえてきて、扉が開いた。
「はーい、……って」
「あはは……こんばんは」
「私の部屋、誰から聞いたの?」
「んーまぁそれはその内……それより、私ミホさんに聞きたい事があってきたの!」
「私に……?私は貴女と話す事なんて無いんだけど?」
ミそして、私の事を睨みつけるように見るとこう言った。
「早く帰ってくれない?話したい事があるから私の部屋調べるとかキモすぎ」
「ちょ!話しはまだ終わってないんだけど!お願いだから、話しを聞いてください!」
そう言って私は閉じられそうになった扉に足を挟んで、それを阻止した。
ミホは、はぁ!?と声を上げて扉をつかんでいた私を睨みつけた。
でも私は負けじとミホの事を睨み返した、しばらく睨み合った後ミホがあきらめたように口を開いた。
「はぁ……分かった、少しだけならいいわ。上がって」
「……ありがとう、ミホさん」
「ねぇ」
「ん?なに?」
「その、ミホさんって言うの気持ち悪いからやめてくれる?ミホでいいから」
「………ミホ、うん分かった」ホは、はぁ……とめんどくさそうにため息を付いた。
そして、私の事を睨みつけるように見るとこう言った。
「早く帰ってくれない?話したい事があるから私の部屋調べるとかキモすぎ」
「ちょ!話しはまだ終わってないんだけど!お願いだから、話しを聞いてください!」
そう言って私は閉じられそうになった扉に足を挟んで、それを阻止した。
ミホは、はぁ!?と声を上げて扉をつかんでいた私を睨みつけた。
でも私は負けじとミホの事を睨み返した、しばらく睨み合った後ミホがあきらめたように口を開いた。
「はぁ……分かった、少しだけならいいわ。上がって」
「……ありがとう、ミホさん」
「ねぇ」
「ん?なに?」
「その、ミホさんって言うの気持ち悪いからやめてくれる?ミホでいいから」
「………ミホ、うん分かった」
そんなやり取りをして、私はミホの家に上がった。
私は玄関先で靴を脱ぎ、ミホの後ろをついて行った。
部屋の中に入るとそこにはあまり物は無く生活感の無い部屋だった。
「ここに座って、今お茶淹れるから」
「うん、なんかごめんね……」
「ごめんって思うなら、最初から部屋に押しかけないでくれない?」
「あはは……そうだね、でもどうしても話したかったから」
「ふん……そう……」
ミホはそう言って、キッチンへと歩いて行った。
そんなミホの姿を眺めながら、私は色々と考えていた。
ちゃんと、話せるかなとか、聞きたい事全部聞けるかなとか……
でも、お部屋に入れてもらえるとは思ってなかったから正直びっくりした。
「どうぞ……」
「あ、ありがとう」
「それで?私に話って何?」
「うん……」
私は、ミホに出された紅茶のカップを手にとって、一口飲んだ。
そして、ミホに目を合わせて口を開いた。




