童貞脱出が難し過ぎる
織田ジョンソン。
彼は日本人母とアメリカ人父のハーフだった。
アメリカ人の父から譲り受けたムキムキ筋肉。
日本人の母から譲り受けた我慢強さ。
それが彼の唯一の取り柄だった。
アメリカでの中学生活を終え、
家族と一緒に日本に帰り日本生活を始めるようになったジョンソン。
彼には日本という国に対する憧れが有った。
厳密に言うと日本のJKに対する・・・
「あああん、気持ち〜」
「もっと突いて」
彼の日本に関する知識。
それは全部pornHubというエロサイトから学んだものだった。
「日本人女性は全部こんなにエロいのか・・・」
ジョンソンは期待していたのだ。
日本の高校生活を。
教室での・・・
体育館での・・・
美人先生との・・・
色んなシチュエーションを想像しながら、
ジョンソンは入学式を迎えていた。
「あいつ・・・何?」
「ズボンがすごく膨らんでいるよ」
「あれはまさか・・・」
「まさかね・・・」
そのまさかだった。
ジョンソンは椅子に座っていたが、
ジョンソンのジョンソンは立派に立っていたのだ。
入学生代表で挨拶をしている学園内
最高の美少女朝比奈春香。
彼女は戸惑っていた。
「あいつ・・・何。入学式なのにあれは何なのよ」
ショック。財閥の孫娘である彼女に
あんな下品な人間は見たことがなかったので。
驚くのも無理では無かろう・・・
「ああ、SEXしたい・・・」
他の生徒が自分をどういう目で見ているが、
全然気にもせず頭の中で色んなシチュエーションを
研究しているジョンソン。
西縁学園の入学式の些細な出来事だった。
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「私は1年A組の担任を務めるようになった蒼井サラよ。よろしくね」
蒼井サラか・・・結構エロい体してんじゃねえか・・・
ジョンソンはH組ではない事に失望していたが、
可愛くて結構スタイルも良い蒼井を見て一人で喜んでいた。
あの先生はどう攻略すれば良いかな?
マッスルは好きかな?
ジョンソンの妄想は止まる事無く続いていた。
「ではせっかくだし、一人ずつ席に立って自己紹介しようか?」
「ええええ」
自己紹介。大事な場面だ。
ここでどう振る舞うかで今後1年いや、高校生活全体が掛かっている。
生徒達は緊張するもなるべく明るく自己紹介を始めた。
「私は高橋秋穂。趣味はゲームかな?自分でやるのも好きだし、
他の人のプレイを見るのも好きかな?格闘ゲーとか好きな子が居たら
一緒にプレイ出来たら良いな・・」
ゲーム好き女子か・・
ちょっと珍しいもんだな・・とみんなが考えている時。
ジョンソンは違う考えをしていた。
他の人のプレイ?
一緒にプレイ?
何のプレイを言っているんだ?
縛りプレイ、SMプレイ?
まさか・・・OOプレイ?
「すごい国だぜ。日本は。本当に来て良かったぜ」
一人ごとを言っているジョンソンを、
他の生徒は不安げに見ているのだった。
「あいつ何なの?」
「入学式もすごいテント張ってたじゃん」
「完全にアメリカンサイズのテントだったよ」
ザワザワ
「静かに!」
1年A組担任蒼井サラの
顔は真っ赤になっていた。
ヨロシクオネガイSEX!