表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王城、貸します  作者: 一橋幻冬
3/7

魔王城公式グッズの海

魔王は見てしまった。

魔王城公式グッズの海を。


無造作に積み上げられた魔王城ペンポーチ、魔王城Tシャツ、魔王城危機●髪、魔王城トレーディングファイル、魔王城シャープペンシル………その他沢山のの種類の魔王城公式グッズを。


「嘘……だろ?」


ルエイーナが、


「魔王様、これが現実です。」


そう言った。


静かになった魔王。

囁くような声で言う。


「……ばいい。」


「何と仰いましたか?聞こえませんでした。」

怪訝な顔をしたルエイーナが聞く。


「魔王城公式グッズは小学校などに寄付する。

そして、魔王城(の使っていない部屋)をパーティースペース的な感じで貸し出す。」


ルエイーナは、驚き過ぎて感覚が麻痺しているようだ。

「はい、わかりま………え?」


時間差で言葉の意味を理解する。


「本気ですか、魔王様!?魔王城(全体)を貸し出すのですか!?」


すれ違う言葉の意図。


それに気づかず魔王は言う。

「そうだ。」


「考え直してください!!いくらなんでも魔王城を貸し出すのはいい考えだとは言えません!せめて使っていない所だけにしてください!」


ルエイーナのヒステリック感のある声でほぼ聞き取れなかった魔王。

なので書類を作成することにした。


右手の平を上に向け、どのようなものを作るかイメージしながら書類を作っていく。


その間たったの10秒。

保険に入るのと同じ時間ほどで書類が出来上がった。


「こういう風にしたいんだが」


ルエイーナに手渡す。

勿論魔術で。


「ありがとうございます」


不服そうな顔で受け取るルエイーナ。


そこでやっと、すれ違いが無くなる。








この後から本格的?に貸し出し始めます。

長くてすみません。。。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ