↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

11/23

10.他のみんなにごあいさつ【マリアちゃんとレミアちゃん②】

 まさかの・・・衝撃の展開!! 


 いきなり大ピンチになっちゃったよ。


 このままうさぎさんに変えられて、魔法少女のお付の妖精扱いみたいになっちゃうの!?


 男から女の子への転生を経験しているわたしとしては、そんなこともありえる、と思ってしまう・・・。


 今度はわたしが冷や汗を垂らす番だ。


 マリアちゃんは大真面目に言っている!


 ・・・なんだけど、レミアちゃんはちょっと呆れたように、ふうっと大きなため息をついた。


「それ、マリアが考えた魔法少女の、『ただの設定』だから気にしないで・・・」


 え?


 え??


 え???


 わたしの頭の中は?マークでいっぱいだ。


 ・・・だけど、いっかい大きく深呼吸をして、それから冷静に考えてみたら、なんとなく状況が飲み込めたのだった。


 つまり、魔法少女が大好きなマリアちゃんのお願いで、レミアちゃんはその魔法少女を演じていた、というわけだ。


 まあ、レミアちゃんは本当に魔法使いではあるんだけどね。


 もしかしたら他に、まだまだたくさんの設定が隠されているのかもしれない。


『倒さなきゃならない敵がいる』とか『守らなきゃならないものがある』とかね。


 レミアちゃんの魔法少女の格好は、ひとことで言ってかわいい。


 あれは恥ずかしそう・・・とは思うんだけど、一方で6歳のわたしの心は、『楽しそう!』とか『もっといろんな設定が知りたい!』とかも思っちゃっていた。


 レミアちゃんの手前、そうは言えないけど・・・。


「でも、人のお部屋を勝手に覗くなんていい趣味じゃないわよ。あなただって小さくても勇者の卵でしょ?一体、なにをしに来たの??」


 やっと、レミアちゃんは少しだけ冷静さを取り戻してきたみたい。


 わたしは正直に、


「あいさつを、させてもらいにきたんです。でもそれだけじゃなくて・・・みんな、どのくらい勇者様にふさわしい子たちなのか、知りたいと思ったんです」


 って答えた。


 正直言うと、マリアちゃんとレミアちゃんが勇者に相応しいかどうか、は良くわからなかった。


 でも、少なくとも2人ともすごくいい子、だとは思う。


「まあ、そういうことなら別にいいけど・・・でも、さっき見たことは絶対誰にも言っちゃダメだからね!」


 レミアちゃんはすごい勢いで迫ってきた。


「言いません!絶対!!」


 わたしは即答する。


 ていうか、言うわけがないし!


「ホント!?それ、証明できる??」


 レミアちゃんはさらに念を押してくる。


 だから言わないってば・・・けど、証明しろと言われるとそれは難しい。


 わたしは1、2歩後ずさった・・・。


 さっきから、冷や汗を流しっぱなしだ・・・。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。