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真の厨二はかく語り

 問う、キミはいったい何のために生まれてきたのか?

 ならばボクはさらに問う、誰に決めてもらえば満足なのか?

 親か。社会か。世界か。神というやつか。あるいは己自身か?

 己自身と胸を張って答えたいところだが、己自身の答えであっても不満が残るところが大いにあった。誰が正答を定めるに適任であるかと思い悩み、ついぞ答えが出ないという答えに至った。数学で言えば解なしの解だ。

 誰にでも決められる。そして誰が決めても不満だらけだ。これが人生の意味とか価値とかいうものなのだと悟るまで三ヵ月かかった。長かった。苦しくもあった。山にはヤブ蚊の多い季節だった。


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