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成人式
吐け、誰もが表側にするのを拒んだ衝突音に相応しい言葉を。吐け、利口に噛み砕くだけでは届かなかったから。吐け、秘密に疲れるなと勝手にこちらの肩を造った人間の足元に。吐け、顎を頼る必要性がないささやかな流れに捨てつつ。吐け、不信を織り込んでしまうぐらいなら。吐け、不燃性なのをどうにも認められずに。吐け、床一面に唯一を。吐け、手離せない新規の枷を風に見られることを何と呼ぶのか見当もつけられず。吐け、その円環の中での狩りは止めず。吐け、過去へと繋げることなくここを踏み固めろ。吐け、化かされる側の大学生の目をしている全ての犬。吐け、茜色の犬の状態から抜けてあんな曜日感覚を笑うのだ。
吐け、これに連続性などは不要だ。吐け、そして引換券をついでに脳に仕舞え。吐け、青い壁に触れて沈思黙考する学生として。吐け、目薬は目薬だから。吐け、常々二階のほうで暮らしていた狂気。吐け、まみれてしまえ。吐け、臭うことのない箱でいたがったのは誰でもなかった心。
吐け、コーマを畏れる留学生に似ていく。
吐け、見事につらいのだ俺たちは。




