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日没






 彼は心を持っていない振りをする。

 いつだって向かい合わせ、そんな彼女もまた、心を持っていない振りをする。



 いつだって隣り合わせ、彼らとちかしいということになっているオレもまた、心を持っていないことになってゆく。







 彼女もオレも、じぶんが何をやっているのか分かってはいた。

 始め、彼と同様にただ、演じてみてもいいだけに過ぎないはずだった。



 最初にここにあったもの。

 それについて、オレは話し合いたい。本当にやりたいことはそれだ。



 でも切り出さないままいつだって日が暮れる。

 やけにあっさりと、それらは暮れていく、何も、もう何ひとつ、あれは振りではないようにいい聞かせてみるだとか、これは本当のところそうじゃないんじゃないかと推測をするだとか、可能性とか予防線とか、もういえないで、いわないで、誰も何もいわないで、だっていえないんだよ、いえなくなっていってしまう、最初にあったもの最初の胸にあったもの、もう、もう、いえなくさせただけだから。











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