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ロードがかかってる部屋で着ていく服を選んでいることぐらい楽しいことはない
ずっとロードがかかってる部屋で着ていく服を選んでいることぐらい楽しいことはない、だからつまり、こうして今、部屋にいて、エンドレスでロードの曲だけかかってる、今のこういう時間こそが、この日一日の最も美味しい部分になる可能性は高かった。わたしは泣き出してよかった、わたしは何か思い立って動き出したとこだったんだけど、またベッドの上の壁に背を預けれる定位置に戻ってしまってわたし、これじゃまるで流れていく景色をぜんぜん見慣れていなくてもっと見ていたいと思ってるからどうしてじぶんが電車を降りなきゃいけないんだかその必要があるんだか理解ができなくなっている子ども。




