表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
522/623

端っこマニア






 君が、風船を次々と割っていく音。あれは、あの日は、誰も誕生日なんかじゃなかったから。

 本当はそうだったかもしれないし、やっぱりそうじゃないかもしれなかった、だから、君は、風船を部屋一杯に用意した。それから全部君の針で終わらせた。やりたくて君がやること、君じしんが必要があると思い、でもそんなの君がやるなんておかしいっていつもいわれてしまうような類いの、それでも君はいつもやってて、そして君のやることはどれもいつも完璧に君らしいこと。



 あの時、君が真剣に歌ってたスイートメモリー。

 窓の下僕だけが聞いてた。僕はあの時のことを君にも、そして僕じしんにもずっと内緒にするつもりだ。ずっと僕一人だけのものにするために。










評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ