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生きて残ってよね
俺の母は俺に呪いをかけた。俺の父方の祖母も俺に呪いをかけた。
父親の父親は忙しそうだった、父親たちはいつでもじぶんたちの夢見た世界のほうでは息子たちに呪いをかけるかかけられるかしていたりしててきっとそれだけで手一杯だったんだろうな、なにわ友あれ、じぶんたちがしている目つきや口にしていることばは呪いなんだとは誰も思わずに、だけど営々と、同じようなことをやり続けている。呪われていたのは世界じゃないし、街じゃないし、口づけなんかはもう鏡を相手にしていて欲しいぐらいだし、欲しがりなだけのポップナンバーで独占されてるヒットチャートが証明してる死の詩。
おはよう世界、とかいう糞ゲー絶賛発売中。




