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ゆびわわわわものがたり





 

 透明の指輪をつけようとすること、つけてもらうことに、憧れがあった。かつての私の胸にはあった。

 憧れ。

 そしてそれが何を私の元に連れてきたのか?



 ダイエット大成功です、私彼の求めた私をいつしか追いかけているだけのじふんでいるようになり、そしたら気づかないうちに落下が始まり、全部、全部がリングから私がスルリ抜け落ちて落下していく私になるということ私を所有物としてしか見ないよという誓いでしかない彼の指、今の私にはひたすら悲しい。

 全部が悲しい。歩行者も白い雲も車も郵便局もベルもノイズもふたりの未来も全部。

 それぞれの速度なんて私はいらない、今すぐ燃えて。








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