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貴様ら8月6日生まれ、僕は8月117日生まれ






 切られることのないケーキ、落ちることのない涙、破り取られることのないメモパッド、冷たいだけの瞼、自己欺瞞濃霧。立ち上がる前にくる、さよなら。おやすみ前にくる、乱暴。

 まよいの森。映画の世界では恒例の二度と出られなくなる館。こわげなモノしか映さないバックミラー。期待がある日だけ進まない時計のはり。最後の銀食器の映し方。埃たちに愛される乾電池そして壊れかけている、心。



 そういうものばかりを欲しがるあなたへ。

 早とちりが贈り物だったあの日々をよく思い出して、よく振ってから、ゴキュリ音を立ててお飲み下さい。















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