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シー






 私は誰からも近いと思われたことがない、それってすごく心外。

 冷たい人だとかいつもいわれてる私。だけど私は、誰が思うよりも全然もっと、もっと遥か遠い場所にいる。

 それが私なの、いつだって完璧に遠い、誰かと近い場所にいたことなど今まで一瞬たりともなかった、私に母親など存在しなかった、妹も存在しなかった、よって彼女たちが考えることは全てがそもそも最初から誤り。

 幽霊みちゃったとかいっちゃう自信家連中と全く根本が一緒、彼女たちが感じたということは全部が全部、錯覚。

 彼女たちが見たり聞いたりしてると思うものは存在しえないものばかり。



 そして私じしん、この世界に存在しているどんな人とも、距離が近づいたと感じた瞬間はない、どういうものなのか理解しない、私が思うこと、それはただ遠くにいる私じしんとお近づきになりたいということ、彼女たちがいうような生きる必要とか死ぬ必要とかも最初からない、私はちゃんと努力を続けてる。

 私には私しかいないよ、誰も理解しようとしない、だけどこの当たり前のこの世界で。













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