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涙の数






「※200字未満です」

「まだ投稿できません」



 いつもいつもいわれてる。

 そんなもん投稿するな、と。小説家になろうから200字書けといわれ続けてきた彼女。

 空白改行は含まない、ちゃんとしたものを書くんだと。

 終わりなのに。



 いや終わってなどないといわれる、まだまだまだまだ書けといわれると泣いてしまう、小学生の頃と何ら変わっていない彼女。

 これでいいと思うから持っていったのに違うって学校は彼女にいった、彼女は学校が嫌、学校は嫌い、彼女は意味のない文章が嫌い。


 

 彼女のノートには一行で終わる物語さえ数多くあった。

 だからカクヨムでなら制限なしとある時知って最初ウキウキだった彼女、虫みたいに飛んでいき、だけどやっぱりカクヨムでも泣かされた彼女。

 投稿サイトらしく作品のジャンル指定をせよといっているのに、どういう事情なのか、純文学を選ばせてくれないから。



 というわけで、当人の実感としては、その他、と括られているのが、今のところ彼女の書くものである。



 投稿サイトで嫌な思いばかりしてきている彼女だけれど、ずっとひとりのままだけれど、彼女がやりたいことは一つだけ。

 私たちは、私のかたちを知りたいだけだ。












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