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ある日あるビーチで
ある日あるビーチである少年グループがすいか割りをして最終的に重傷者七名死者十八名を出しその翌年の同じ日同じビーチですいか割りに加わっていた中で唯一無傷だった少年が仲間以外のただその場に居合わせただけだったに過ぎない犠牲者たちを悼む歌声を轟かせているところへ近くを通りがかっただけに過ぎない別の少年グループが彼を刃物のような物で脅しそのために無関係であったはずの二つのグループそれぞれに所属していたというだけの本来的に全くかかわり合いにならなかったに違いない彼らはしかしそこで全滅する事態となった。




