24/618
反省文
これまで生きてきたなかで、オレの手がコンビニのおにぎりの包みをとっぱらう時で、まちがって破いてしまった黒い海苔をぜんぶ、広げれるとする。
期間限定のやつ、有明産初摘でも、オレって包装とんのがへたくそなんかな、いっしょにびりりと大きく破く時がある。
オレは思う。
たしかに、義務はある。オレもそれは、ある、と認める。
だけどさ、おわりとかはない白い紙、とか、提出期限、とか、かならず適切な言葉を使ってだとか、変。
そういうのって、いつでも、そういうのだけ一番に生きさせてんのって変だとオレは思ってる。
なんで、だから基本、オレが書いた反省文なんて、オレが破いちゃった、相当長いあの黒い海苔にだけ本当は書いてあるんだってことしか、そういうことぐらいしかオレには、ちゃんとしたこというとするとそれぐらいしかオレにはいえない。




