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証明の証明の証明の証明の瞬間の証明






 今でもすごい後悔してんだよ、うろつくし。何度でも置き去りにしてくれていい、家族の誰からも頷かれずにいたオレだし。


「踏んでもいいもんしかない部屋だし?」


 だし、笑顔で掬われてしまったあの日からそうだし。勢いあまって、普通に毎日生きてるし、明日の話、しないし、その手を取りたいし。でも何かいってくんないと取り消すんだし。逆に優しいとかではないし。ほんと何にもわかってないし誰も悪くないし。蠍も肉眼で見たことないし。正気じゃないし。泣き出すのがまんすんのに限界くんのとかはるか先のことっぽいし。当人が見ても手紙にはみえないものなんて燃え残ったもんに過ぎないとかって思いに傾くし。名づける強さは三日月で時間は無慈悲なもんで贅沢なのはこの目で守る価値はないし、なんか捨て値だったりするし、きもい事したくないし、終わってほしいし終わってほしくなさもあるし変わってほしいし変わってほしくなさもあるし、昨日みたいな今日が嫌だでもだけどこれは贅沢だねと吐くくちびるいつも決まってどれも艶やかに見えるし。期待薄の足早だし。知らなければ知らないでいい殻剥き道具みたいなもんだったんじゃね? って今じゃ思うし。けど、オレが素直に思いを吐き出すことがあんなら、じぶんばっか失いそうなことを直視すんのが嫌だってことしかないんだし、望んでここに来たのとはぜんぜん違うし。じぶんを少しずつ落とすし。あんなん、ノート写させてっていう時の女子の感情だし。これが、結局オレだし。それが光るともう他には頭が何も見てくれなくなるし他に誰の姿も見えないし薄汚れたじぶんたちの耳に聞こえるようにするのはいつだって重いし空想で終われるしドアの外の、寒さにもう頼っちまうかって考え最悪の人生だって呟いていいはずだし。見たくなくて、壁に塗りたくるんだろうし。そうならなければいいとまえまで思っていたはずのもんまで、もうみんな、とことん今日の強い風で死んでくれたら嬉しいってオレどっかで思ってるし。ここ墓地だし心外だし、あんな並走にも慣れちゃうし、一目でいいし、一目でいい、オレは一目でいいんだ。ほんとマジで。


「お前はちゃんと終わることができる。そんで、たぶん笑うよ。笑ってそんでそこで終わらせることができるって、今日わかった」














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