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ご無事ですか? そうでもないですか? そうですか
あなたもいつの日か、この世を静かに去る。いつか必ず、この世から去る日が来る。
ただし、そんな日がいつ来るのかについては全然誰にも分からないでいる。そして、そんな日が来たとしても、あるいは今日の時点ですでにもう過ぎているんだとしても、わたしならいつまでも、いつまでもそれを分からないままでいいと思っているの、くそどうでもいい。
世界があなたの全部を忘れていくしかないだなんて、くそどうでもいい。
あなたとわたしの間で起きたことは全て、汚れたものしか生きられない掃き溜めの街でのできごと。




