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 私はただこう思っているだけだ。これ以上もう嫌な人間になりたくない、と。

 そうだ、昨日も思ったし今日の私だって同じことを思っている。明日も明後日も明々後日も、来週、来月、来年にもきっと同じように思うんだろう。私はもう、これ以上嫌な人間にならないようにしなくちゃ、と。

 私がどんな人間に変わり果ててしまったとしても困る奴などこの世のどこにもいやしないよと、仮にそういわれたとしたってもう、私が道を外れることはない。成長さえも望まない。妹たちに置いていかれそうな時にも今後はもう怖いだなんて私が考えることはない。









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