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 勝利を祝い、私は長い信号待ちのときに叫ぶ。

 一人反り返る。暮れる空を向いての咆哮だ。

 人々の視線を独占している感じはするけど、誰も私を止めようとまではしない。誰も私を、私のやることを否定できはしない。

 私は一週間を生きのびた。長かった。

 私はガッツポーズがどんなものか覚えてない、覚えておけばよかった、どこのタイミングでかは知らないが。多分中学生の頃に、体育祭などで。



 目を開ければ、ちゃんといつもの駅前通り。

 私はまだ止まらない、次に私は高速で回転しながら、また叫びながら、世界がいま何色か知らないけど横断歩道を渡りだす。

 私は私の勝利を讃えてヘイ、ヘイ、ヘイ、私の今日の肩は元気も元気で、そうして気分よく青信号に話しかける私。

 それは地面の下にある、私にとって、青に関連する全ては、地面の下にある。










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