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 この春から同じ片親孝行校に往くようになっている可能性兄と可能性妹が大昔に消えた小指先親爺が難無く鳴く鳴く置いていった襟巻きを喪の沖部屋から出汁てきたのは想い立ったKARAではなくそのニャンがすぎる襟巻きをとうとう打すことにした目曜日のながくはない夜の片目瞑りでみつめたいタグいといい合った後わたしの生きるこの場所はわたしには小さなスノウドームに見えているそういって笑ってよとかがあった可能性兄が兄だったがゆえ。

「永すぎ」

「永いよね」

 その襟巻きの用途を今夜、咄嗟に間違え、色んなものを可能性兄妹は巻き込んでいこうとする。その仲に、数秒沖に、嗤い声も、妹の涙の可能性も、絡めじぶんたちごと編み込んで、閉めて、次々に閉めて、おもてでは知らない降り方があるんだと認めあう、ただの兄妹にはもう戻れない。

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