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「少なくとも一人、行ってらっしゃいのチューの後継者をおれは殺すことができた。後悔は微塵もなく、むしろ晴れ晴れとした気分」

「同じくここに一人、行ってらっしゃいのチューの後継者を殺っちまったことへの罪悪感なんかはゼロ、そもそも後悔というものを知らないのが俺なんだ、いや俺たちだ」

 でもハグはわりと好き。

 少年たちは互いの健闘を称え合い、背中をやさしく叩いたりよしよししたりして、この三年間の二人に感謝していることを伝え、卒業の日、おでこゴッツン。

 それから二人は声に出さないで笑って、離れていきながら手を振り、正門前で別れた。











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