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発想






 オレに起こせる風といったらこれしかない、だがどうやったら届けたい相手に届くのかは分からない、どう送ったらいいのかが一向に見えてこない。方法はあんのか、そしてどうやればそれを知ることができるんかオレは知らなかった。心はかたまってる、高校生の男にとって何を相手におくるべきなのか見えてることはでかい、答えに見えるもの、匂い手触り方向を信じ続ける心。たったひとつの答えなんだって、オレはこれを見てそう感じた、いまや迷わなくなった心になって、あの部屋まで、これをオレはどうにかして送りつけなんないといけなくて、オレがあいつに、欠けていると思うもの、オレがあいつに、最大限示せる今のじぶんってもの。あいつに思い出してほしいもの、子どもの発想だといわれてしまったもの。その音も含んでる、いとしのドサッ。当然そうなるに決まっていんの、いとしのドサッ。むしろその音だけが、他に何一つとして見えず、そんときの状況とかも何も思い出せんくて、だからただそんな音だけがもしかしたら、ずっとあいつの中に残るのかもな。記憶はそういうことをオレたちに対してよくする。オレの経験上。












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