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極彩タップス  作者: 夜助
19/19

返済その19「最初に言っておく…。今回は、かなーりー、短い!!」

 福梨有希(17)を悩ませる人々、カウントダウンハイパー!


 第三位!赤井秀人(27)。

 有希の親の借金を取りに来たヤクザ。紅美には弱く、店主と有希には恐怖の象徴。さらには、無意識に不幸を撒き散らす悪魔のような男。

 この作品のクライマックスを握る最大の敵だ!


 第二位!青木龍聖(21)

 赤井、浦太郎のせいで、色彩園で働くことになった、頭脳明快、金持ちのイケメン青年。非の打ち所がないくらいに、完璧な彼。だが、天性の運の悪さと、空気の読めなさ、タイミングの悪さで、なんか可愛そう目に遭う。

 まさに、悲劇の美青年。


 そして、第一位!金本銀二(19)。

 キン肉マンで言えば、ネプチューンマンか、悪魔将軍くらいの強さを秘めた鬼の子。だが、勉強しないで、体鍛えたため、漢字が読めず、計算も出来ず、徳川八代目将軍を『シャア・アズナブル』と答える。

 現在、もっとも有希の胃を締め付ける悪魔だ!



 その悪魔が、早朝の公園の鉄棒で懸垂をしていた。

 いつもの胴着姿で、汗だくになりながら、懸垂を繰り返している。

「1、2、3、4…?、6、8、9…。あれ…、何回目だっけ…」

 ちなみに、彼は、すでに1000回以上やっている…。


 懸垂をやめた金本は鉄棒から離れ、走り出した。そして、公園から去る。

 彼は息を切らさずに、道路を走る。時折、時速30キロで走っている原付バイクを追越しながら。


 彼が走り初めてから、数時間後経ち、夕暮れになっていた。大体、彼は、まるまる半日走っていた…。

 さすがに、彼は息切れし始め、足を静かに止め、走るのをやめた…。

 そして、彼は夕暮れの街の景色を眺める。

 金本は、この夕日と夜の境目になる空の景色が好きだった。淡い色の絵の具で塗ったような色合いのオレンジと黒の景色が、好きだった。

 そして、呼吸が整ってきた金本は大きく息を吸い、街並を見ながら、こう言った。

「ここ、どこ…?」

 金本の目に映る景色は、見たことない街だった…。



 埼玉県K市の一軒にある色彩園の電話が鳴り響いた。

 有希は電話を取った。

 電話は、金本からだった。

「どーしたの…?」

 有希は、天井に開いた穴を睨みながら、金本からの用件を聞いた。

「なぁ、キサマ…。『やまがた』って知ってるか?さっき、通りすがりの人が教えてくれたんだが…」

 と、金本は話す。

「ああ、『さくらんぼ』と『はえぬき(お米)』、『将棋』で有名な『山形県』ね…。それが、どうしたの?」

 意外に、地理に詳しい有希が、そう言うと、金本は…。


「今、そこに居るんだが、帰り道が解らないから、迎えにきてくれ」


 有希は、電話を置いているテーブルの角に頭をぶつけて、血を噴き出した。

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