o1 カレがいるのにドキッとするのはどうして──
あまり更新できないかもしれないかもですけど、
よろしくお願いします╰ლ´๑◉艸◉๑´ლ╯
アタシは、華吹学園に通う中学3年、水井 奈那 です。
アタシにはカレがいます。カレは同級生で同じクラス、薪原 羅樹。
中2の春告白されて付き合ってます。
告白されてから弾かれていって。メルアドも交換したし、毎日のようにmailしてた。
デートだっていった。手もつないで、2人で。
でも、カレは2番目に好きな人。本名のオトコノコは 功崎 流斗。
羅樹も流斗も去年も同じクラス。 1学期はじめての席替えで隣になったのが流斗。
アタシはまだ流斗のコトは好きじゃなかったし、気が合わなくてケンカばっかり。
でも、羅樹の親友で、とっても仲良かった。
ケンカしてる間にアタシは流斗に弾かれてって、 いつのまにか 好き になっていた。
でも春に羅樹と付き合ってから、流斗の態度もかわってケンカはしなくなった。
流斗は絶対 「親友の彼女」としか見ていない。
でも、アタシには、羅樹、カレがいる。 流斗なんか──。
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今日も変わらない朝。
ピロリロリン♪
mailの着信音で目覚めたアタシ。
「ん-??… なんだ…メールか-…」
寝ぼけながらケータイを見る。
「ぁ、羅樹から来た」
『なな、おはよ-!風邪引いてないか-?』
こ-ゆ-メールが日課、
いつもどうり返信をする。
『うん。羅樹は?』
「返信!っと、」
ピロリロリン♪
『うん、じゃ、学校で』
着替えてる途中メールが来た。
「はぁ-めんどくさ-」
メールは嫌いじゃないけど、朝からメールは正直めんどくさい、
そう思いつつ、
『うん、じゃあね』
下におりると、
「お母さん、まだ寝てる」
アタシの家族は、お父さんは仕事ばっかりで家に帰ってくる事は全然なくて、お母さんは体が弱い。
だから、いつもアタシが朝昼晩ごはんを作る。
「よしっ!出来た!」
自分のごはんを作ったあと、お母さんにメモで、
[朝ご飯食べといてね]
と書いて、食べたら、時間になってた。
急いで身支度して、家を出た。
そしたら、親友の、 流川 美羽が待っていた、
カレとは家が遠いため一緒にはいけない。
だから美羽と学校にいってる。美羽も同級生、同じクラス。
「美羽!おくれてゴメン!」
「ううん!うちも今来たとこ!!」
「じゃ行こ!!」
「うん」
家と学校の距離は短め、だからすぐに学校に付く。
ホームルームは席替え。
「くじでやるのか-」
男女で分かれてくじを引き、同じ番号の男女が隣の席になる。
ぁ、22番!!!!
「22番だ。」
ん?? しゃべったのは流斗。
「流斗22番??」
「うん。そ-だけど?」
「アタシも22番!!」
「マジ!?あ-あこれが羅樹だったらよかったのにな-」
「ちょっと!冷やかしやめてよ!!」
「ごめ-ん(笑)」
羅樹は遠くもなく近くもなく、中途半端な席。
アタシは軽く苦笑い。
ほっとしたような、悲しいような…
「ま、い-や」
次は今度ある、演奏会の練習。流斗と羅樹と美羽は同じ楽器。トランペット。
アタシ楽器があんま得意じゃない。だから演奏会が不安。
トランペットの班のリーダーがしゃべりはじめた。
「じゃあ、男女で、ペアになって吹き合ってください」
みんながペアになっていって、アタシはペアが見つかんなくなって、そしたら声をかけてくれた流斗と一緒にペアになった。
(なんか最近羅樹としゃべってない…)
そんな事も思いつつ流斗と吹き合った。
流斗は結構楽器がうまい。でもなかなかうまく吹けない私を見て、
「こうだって」
「ぇ、あ…」
手を触れられたアタシは─。
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