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白い賢者 (アルティメット ホワイト マジシャン)  作者: 四方 十百香


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74/105

白い賢者 王族 (第74羽)

[ナツシロ]

はい!イケメン来ました

[アト]

どうしよう

[ナツシロ]

落ち着くのよ

[アト]

こっちに来るよ、なっちゃん。

[ナツシロ]

最初が肝心(かんじん)よ、ビビったら負けよ!

[アト]

マラ先生、あれはたぶん、王族だよ!

(とつぶやいた)

[マラ]

そやつが着ている紋章、

どっかで見たことがあるのじゃ

はて?どこでじゃったか?

[アト]

やっぱりね!

王族だよ、王族イベントだよ

(とぶつぶつ言い出した)

[マラ]

はーて?どこじゃったかのー

[ナビ]

男がアトの前で馬から降りると

ゆっくりとアトの方へ歩いて来ると

男はアトの前に来て(ひざ)をついた

彼と一緒について来た兵士が

「殿下」と言った瞬間

[アト]

マラ先生、当たったよ、王族、王族!

[ナビ]

彼は兵士に向け手おあげて、兵士を止めた

殿下は、さっさと アトの手を取り

アトの手の甲に口付けをした。

[アト]

マラ先生、イイイイイインベントン、

異世界イベントですゅ。

(アトは異世界イベントで興奮していた)

[殿下]

彼はアトにどうしたのこんな場所で

何をしているんだい?

(優しくアトに話しかけて来た)

[ナビ]

アトは殿下を見ることもなく

先頭の兵士をじっと(にら)みつけたまま

「ANIME魔法、ANIME魔法、ANIME魔法」

と小声でぶつぶつと繰り返し詠唱していた

[マラ]

あっ思い出したのじゃと叫ぶと

アト、さすがじゃの

あれはこの村の王族じゃぞ

マラはアトをみると

ANIME魔法と詠唱しておるアトを見て

何をしておるのじゃアト?

(ポン)と緑の玉で頭をこついた

[アト]

おおおおおおおおお、おうぞょくに

あら せら れられられれました

(にゃーーーかんだよーー)

[ナビ]

後ろについて来た兵士はプッと吹いて笑った

兵士達は緊張が少し解けていった

[マラ]

アト大丈夫か、さっきイベントとか

王族とか言っておったじゃろ

当たっておるのじゃ

こやつは、おそらくこの村の

王国の者達じゃ

[殿下]

彼はアトにどうしたのこんな場所で

何をしているんだい

(とまた優しくアトに話しかけた)


アトは正気に戻った

[アト]

手に口付けされた

[ナツシロ]

セクハラだ!

[アト]

手にチュウされた

[ナツシロ]

わたしのアトなにすんじゃ、コラ〜〜

[アト]

うおーーーーーーー!

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