白い賢者 花 (第62羽)
[ナツシロ]
いよいよ、錬金術デビューだねアト
[アト]
12歳になったぼくが、チャチャと
錬金術とやらをマスターしますぞ
[マラ]
あっ、誕生日おめでとう!
[アト]
ありがとう
でも、9歳、10歳、11歳、の誕生日ないよ
[ナツシロ]
おめでとう、おめでとう、おめでとう。
[アト]
えーーーなんかいややーーー
[ナツシロ]
よくある事だよ
[アト]
これは!
[ナビ]
部屋を開けると草原が広がっている
まるでアトの牧場にいる様な感じだった
[アト]
部屋の中なのに、この研究室には空があるよ
マラ先生。
[マラ]
作ったのは、わらわじゃからな、当然なのじゃ
[アト]
あの水槽みたいなのは何?
あっちにも、あっちにも、
沢山、置いてあるけど?
[ナビ]
水槽の中にはいろんな色の花が
入れられているのじゃ
[マラ]
その水槽の中は、魔法によって
その花に適した環境を保たれているのじゃ
[アト]
なにこれ?なにこれ?
この花、魔法使ってるよマラ先生
錬金術の部屋なのに
なぜこんなに花があるの
錬金術って石窯とか、錬成陣とか?
[マラ]
アト。
魔法の始まりは何じゃと思う?
[アト]
鶏が先か卵が先かって事ですか?
そりゃ、神様が人間にパッと魔法を授けた
そんな感じ、じゃないの?
[マラ]
この花達を見るのじゃ
この花は精霊国で生まれた花じゃ
魔原色花と言われ妖精国では
「魔法の始まりの花」「妖精の子」
妖精国で妖精王と妖精女王が
生み出した花とも言われておる
この研究室の花は妖精王と妖精女王の
加護に守られていておるのじゃ
人間の世界でも生きられる様に
妖精女王にお願いして、
わしが持って来たのじゃ
ヒラマはめちゃくちゃ
喜んでおったわ、本にだけ夢中な
ヒラマがじゃ、
水槽見てボッーとしてる時もあったのじゃ
そうアト、この花を見て感じないか
[アト]
魔色が濃いかな?マラ先生
[マラ]
そうじゃ、はじまりの花は
魔法の源であるから
この赤い花は極小のファイヤを
常に放っておるのじゃ
魔赤原色
炎系魔法はこの花達からは派生したのじゃ
[アト]
こっちの水槽は水の中で花が咲いているよ
しかも水の中の花は凍っているの?
この花は魔青原色の花じゃな
この水層の水も、この子が作った水じゃ
機嫌が悪い時は、水槽全体が
凍っておるのじゃ
こんなに花全体が見えることは
珍しいのう、ヒラマが話しかけている時
以来じゃないかのう
アトが気になったのじゃな
[アト]
こっちは?
[マラ]
この子は?あ〜〜、隠れておるのじゃ
この岩をよく見てみるのじゃ
この岩?あっ花だぁ!
あーーー
花だ、花だ、
この岩、花だよマラ先生!
この子は魔黄原色
隠れるのが大好きなのか、
恥ずかしがり屋なのか
とにかく隠れておるな
[アト]
あれっ?動いた
[マラ]
見つかったからじゃ
また、別の形にかわるのじゃ
[アト]
あれ?
砂埃で見えなくなった
[マラ]
隠れるのじゃ
見ていたら隠れんじゃろ
[アト]
あっそうかそうか、ごめんね
また見つけるからね、ファイト!
[ナビ]
砂埃が一瞬なくなった
[アト]
あれ?
見えてるよ?
[ナビ]
また水槽が砂埃で見えなくなった。
あっ見えなくなった
[マラ]
アトに興味を持ってるのじゃろう
良かったのじゃ
[アト]
またね。
あっまた、見えたよ?
あっ
[マラ]
アト、次の水槽はちょっとデカイぞ
[アト]
マラ先生?
水槽なんてどこにあるの
芝生ばっかり
あっ、あそこに椅子と机があるよ
これって、マラ先生
[マラ]
なんとなく、わかったのじゃろ
ここの研究室が水槽って言っても良い
ここはヒラマが本を読みにくる場所じゃ
この周りには緑の薔薇が咲く場所じゃが
今は、時期じゃないのじゃ
少し残念じゃが
この芝生事態が、緑の薔薇が咲くのを
手助けておるのじゃ
[アト]
何だか魔力があるねこの芝生?
[マラ]
緑の薔薇は育てるのが凄い難しいのじゃ
全ての条件が揃わないと咲いてくれないのじゃ
[アト]
マラ先生は凄い物を作ってるね
研究室早く見たかったな
[マラ]
この部屋は特別なのじゃ
アトがここで魔力暴走起こしたら
困るじゃろ
[アト]
やっぱりぼくが原因だったか
そうだね
見せてくれてありがとうマラ先生
ところでマラ先生
ここが錬金術の部屋って
どう言う事?
[ナツシロ]
魔法の始まりって、花なの?
[アト]
そだよ
[ナツシロ]
花が燃えてるけど大丈夫なの?
[アト]
いつも451度はあるって
[ナツシロ]
ロックだね!燃えてるか〜〜い!




