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白い賢者 (アルティメット ホワイト マジシャン)  作者: 四方 十百香


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56/105

白い賢者 黒い人影 (第56羽)

[ナツシロ]

アト気づいて、後ろに何かいるよ

[アト]

マラ先生っていろいろ

教えてくれる

[ナツシロ]

アト、早く気づいて!

[アト]

マラ先生って、優しいんだ

[ナツシロ]

アトーーー!

[ナビ]

うしろから黒いの矢が飛んできた

マラはとっさに、アトに飛んでくる

矢に気づいて指輪から飛び出した

[マラ]

危ない、アト!

[ナビ]

キィン!

矢をその身に受けアトをかばった

マラは衝撃でアトにぶつかり

地面に落ちた

[アト]

マラ、痛い。

なにしてるの?

[ナビ]

矢は緑の玉に弾かれたが矢が落ちる瞬間

黒いモヤだけマラの玉にまとわりつく

[マラ]

なんじゃこれは、息が苦しい

アトーー

[ナビ]

マラが受けた状況に気がつくと

矢が放たれた方向をアトは見た

そこには、黒い霧に包まれた人達の姿が

弓矢らしき物も見えた

[アト]

なにあれ?

マラ?マラ?返事してよ、

[暗黒魔人]

ここに、いたのか魔色

魔色は俺が食う

俺が先だ、俺によこせ

強くなるのは、俺だよこせ

[ナビ]

アトはマラを拾って黒いモヤを、

玉から振り払ってマラを助けようとした

しかし、黒いモヤは振り払えなかった

魔人達がアトに近づいてくる


緑の玉に黒いモヤが付いて取れない

アトは、必死にマラに呼びかけて

マラの声が聞こえなくなった

[アト]

マラ、玉を開けて、開けてマラ

[ナビ]

玉が少し開くと、アトはちからずくで

玉を開けて、「マラが息をしている」

[アト]

良かった、まだ生きてる、いきてるよ

大丈夫、大丈夫、ぼくに出来るよ。

[アト]

アトは魔人を睨み

おまえら、マラに何をした。

(と怒りを放った)

[ナビ]

魔人は不吉な笑いをアトに向けた

魔色をよこせ、お前の魔色だ。

[マラ]

(マラの意識が遠ざかる)

ダメじゃ、魔人じゃ、

アト逃げるのじゃ、、、

[ナビ]

アトの怒りが収まらない

アトは左腕をゆっくり、ゆっくりと

上げていく

小声で詠唱を唱えた

[アト]

秩序の領域!

理りの支配!

[ナビ]

アトの周りに異変が起きた

アトを中心に透明の空間が広がっていく

透明の空間一帯が時をゆっくり刻む


アトの右腕が目線まであがり

「パッ」手ひらを下に向けて広げた

数百の小石が広げた手のひらに

集まる高鳴る金属音が響く

キュゥイーン、

キュゥイーン、

キュゥイーン、


魔神は足を止めた小娘、何をしている?

アトが鳴らした金属音が嫌なのか

耳を塞いで、退こうとしたが

動きが制御され行動が制限される

魔神達は、高い金属音で泡を吐いた

[暗黒魔人]

(グァ。やめろー、小娘!それをやめろー)

声も届く事はなかった。

[ナビ]

アトは手のひらを上に向けた

赤くなった小石の塊が、小さく、小さく、

なっていく、マグマの塊になっていく

赤く燃えた光の粒が手のひらで

回転を繰り返ししていた

パン、パン、弾ける、弾ける、

赤い光同士が強く光り弾ける

魔人達に左腕を向けて

アトはゆっくり息を吸い、大声で叫んだ

[アト]

ANIME魔法、レールガン!

[ナツシロ]

アト、マラ様が心配

早くそいつらをやっつけて

[アト]

怖い、怖い、なっちゃん、怖いよ

[ナツシロ]

大丈夫、アト、落ち着いて

ゆっくり詠唱して、

[アト]

ぼくには出来る、ぼくには出来る。

[ナツシロ]

そうよ、アトには出来る。

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