白い賢者 黒い人影 (第56羽)
[ナツシロ]
アト気づいて、後ろに何かいるよ
[アト]
マラ先生っていろいろ
教えてくれる
[ナツシロ]
アト、早く気づいて!
[アト]
マラ先生って、優しいんだ
[ナツシロ]
アトーーー!
[ナビ]
うしろから黒いの矢が飛んできた
マラはとっさに、アトに飛んでくる
矢に気づいて指輪から飛び出した
[マラ]
危ない、アト!
[ナビ]
キィン!
矢をその身に受けアトをかばった
マラは衝撃でアトにぶつかり
地面に落ちた
[アト]
マラ、痛い。
なにしてるの?
[ナビ]
矢は緑の玉に弾かれたが矢が落ちる瞬間
黒いモヤだけマラの玉にまとわりつく
[マラ]
なんじゃこれは、息が苦しい
アトーー
[ナビ]
マラが受けた状況に気がつくと
矢が放たれた方向をアトは見た
そこには、黒い霧に包まれた人達の姿が
弓矢らしき物も見えた
[アト]
なにあれ?
マラ?マラ?返事してよ、
[暗黒魔人]
ここに、いたのか魔色
魔色は俺が食う
俺が先だ、俺によこせ
強くなるのは、俺だよこせ
[ナビ]
アトはマラを拾って黒いモヤを、
玉から振り払ってマラを助けようとした
しかし、黒いモヤは振り払えなかった
魔人達がアトに近づいてくる
緑の玉に黒いモヤが付いて取れない
アトは、必死にマラに呼びかけて
マラの声が聞こえなくなった
[アト]
マラ、玉を開けて、開けてマラ
[ナビ]
玉が少し開くと、アトはちからずくで
玉を開けて、「マラが息をしている」
[アト]
良かった、まだ生きてる、いきてるよ
大丈夫、大丈夫、ぼくに出来るよ。
[アト]
アトは魔人を睨み
おまえら、マラに何をした。
(と怒りを放った)
[ナビ]
魔人は不吉な笑いをアトに向けた
魔色をよこせ、お前の魔色だ。
[マラ]
(マラの意識が遠ざかる)
ダメじゃ、魔人じゃ、
アト逃げるのじゃ、、、
[ナビ]
アトの怒りが収まらない
アトは左腕をゆっくり、ゆっくりと
上げていく
小声で詠唱を唱えた
[アト]
秩序の領域!
理りの支配!
[ナビ]
アトの周りに異変が起きた
アトを中心に透明の空間が広がっていく
透明の空間一帯が時をゆっくり刻む
アトの右腕が目線まであがり
「パッ」手ひらを下に向けて広げた
数百の小石が広げた手のひらに
集まる高鳴る金属音が響く
キュゥイーン、
キュゥイーン、
キュゥイーン、
魔神は足を止めた小娘、何をしている?
アトが鳴らした金属音が嫌なのか
耳を塞いで、退こうとしたが
動きが制御され行動が制限される
魔神達は、高い金属音で泡を吐いた
[暗黒魔人]
(グァ。やめろー、小娘!それをやめろー)
声も届く事はなかった。
[ナビ]
アトは手のひらを上に向けた
赤くなった小石の塊が、小さく、小さく、
なっていく、マグマの塊になっていく
赤く燃えた光の粒が手のひらで
回転を繰り返ししていた
パン、パン、弾ける、弾ける、
赤い光同士が強く光り弾ける
魔人達に左腕を向けて
アトはゆっくり息を吸い、大声で叫んだ
[アト]
ANIME魔法、レールガン!
[ナツシロ]
アト、マラ様が心配
早くそいつらをやっつけて
[アト]
怖い、怖い、なっちゃん、怖いよ
[ナツシロ]
大丈夫、アト、落ち着いて
ゆっくり詠唱して、
[アト]
ぼくには出来る、ぼくには出来る。
[ナツシロ]
そうよ、アトには出来る。




