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白い賢者 (アルティメット ホワイト マジシャン)  作者: 四方 十百香


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310/318

白い賢者 囚われし外れドラゴン (第310羽)

[ナツシロ]

いよいよ、ダンジョン祭りクライマックス

[アト]

総攻撃だーー!

[ナツシロ]

何言ってるの

抜け駆けしてるくせに

[アト]

どうしよう?

[ナツシロ]

どんまい!

[モータ]

魔王様、我々は、第8世界の奴らに

騙されたのではないでしょうか

四皇のピストンも重症を負ったままです

戦力としては、今は、穴だらけです

このままでは、ダンジョンを降りて来ている

侵入者に勝つのは無理でしょう

我らの全滅もお考えを

[ケレス]

それは、この世界に来ても来なくても

同じ事だ来る前からわかっていた

この世界に来た時に、強大な魔力を

お前も感じていただろう

わしと互角、いやそれ以上かもしれん

[モータ]

やはり、我々の運命は魔石の

価値でしかないのでしょうか?

12世界の力が、あまりにも大き過ぎます

魔王様、進む道を我らに与えて下さい。

我らは、最後まであなたの元にいましょう

[ケレス]

お前は、直ぐに答えを先に出し過ぎる

答えは、戦いの中にあると

わしは、いつも言っておるだろ

お前は、この世界の奴らと

戦ったのであろう。

[モータ]

魔王よ、率直に申し上げるとすれば

戦いの原点が違うのでは、

私が戦った相手は殺意も無く

ただ遊んでいるだけの

奴らにしか見えなかった。

戦いづらい相手です。

[ケレス]

そんな奴らに、ピストンは、あそこまで

やられたのか?

[モータ]

あれは、ピストンの油断に過ぎません。

敵を舐めてるから、そうなっただけです

力では、ピストンが上でしたが

知識と魔法で負けたのです。

私は戦いになる前に引きました。

ピストンの救出を先にと選択しました。

[ケレス]

魔法とは、また厄介な世界を選びやがって

魔法と聞くたびに、あやつを思い出すわ

あやつがいたら、この情け無い魔王を

見て鼻で笑うだろうな。

[ナビ]

ケレスの手には、妻の立体ホログラムが

映し出されていた、

魔王の欲深さに13世界から出て行った

ケレスの妻の映像を見ながら

思いを巡らせていた。

[ケレス]

あやつは、自由を手に入れたのだろうか?

[モータ]

あやつとは?

[ケレス]

よい、過ぎた話だ。

今は、ナットがおらぬ。

この城の指揮は、全てお前に任せるぞ、

モータ、ナットの代理を頼む。

[モータ]

御意、我々の世界の為に、

[ナビ]

核の間を出ると、モータは地下室に赴いた。

[モータ]

攻め込んだ、我々が防衛戦とは

情け無い世界だ。

そうは思いませんか?

四皇、プーリ。

囚われし外れドラゴン

[プーリ]

どうした、魔者よ。

我の忠告を無視した上に泣き言か?

この世界に攻めるなと

言ったのを忘れたか?

この世界には、

かつて魔原色の元素が存在した。

魔法の絶対聖域、

ハズレ世界が手を出せるほど

簡単には支配は、出来ない。

我も外れドラゴン

お前ら魔者と変わらない我が、

関わるなと警告したはずだ。

[モータ]

そう言うな、私たちも前に進むしか

道がないのだ。わかっているだろ。

我々の世界の為に、

私たちと戦っては、くれないか

私の感では、これが最後になるだろう

[プーリ]

最後、最後と貴様らは、

一体、誰と戦っておるのだ

もう、この世界の奴らとやりあったのか?

そうか、それが貴様の答えなのだな。

我は、戦う理由すらないのに、

まだ、持つことを許されない囚われの身

無いのだ、何も無いのだ。

我には何も無いのだ、

静かに眠らせてくれ。

これだけは、貴様に言っておこうモータ、

お前は、この世界と何と戦った

そこに、憎しみや、殺意があったのか?

気付け愚かな魔者よ。

[ナツシロ]

地下にドラゴンいるよ

[アト]

いま何階?

[ナツシロ]

お城の地下にいるから

まずは、城を目指して。

[アト]

お城の地下に行くのねわかった

[ナツシロ]

ダンジョンから出たらダメよ。

[アト]

もう少し降りてみるね


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