白い賢者 (22) 魔力枯渇 (第22羽)
[ナツシロ]
今度こそ、お宝の部屋ね
[アト]
慌てると危険だよ
[ナツシロ]
こういう時は、先手必須よ
[アト]
人は、ぼくしかいないよ
[ナツシロ]
気持ちの問題よ
[ナビ]
研究室の扉についた
鍵がかかってる
ガラス越しから覗きこんだ
[アト]
どれどれ、お宝の予感が
[ナビ]
アトの目は光輝いていた
おーおー
アトは小声で
[アト]
異世界ファンタジー
と叫んだ
[マラ]
アト、研究室はもうしこし
大人になってからにするのじゃ
[ナビ]
アトは涙目になっていた
[マラ]
そんなにか?
[ナビ]
マラは危険じゃない
物だけでもいいかと思ったが
それが後から大惨事になろうとは
また後の話し
[ナビ]
お預けを食らったアトだが
元いた部屋に戻りソファーに座ると
急に眠ってしまった
[マラ]
やはりな。
体が魔力量についていけないのじゃな
上手く制御が出来ないみたいじゃな
少し、見させてもらうぞ
[ナビ]
指輪から緑色の細い糸が数千本と出てきた
体の至るところに糸は伸び
糸の先が触手の様にアトの体をサーチ
していった。
[マラ]
嘘じゃろ!この子の体が魔法結界に
何重にも包まれてる、こやつ魔王か?
いや?それはないか。
魔族は魔原色を持てないし使えん
魔族は魔素で力をえているはずじゃ。
だとしたら白の精霊か、
うぅ〜〜ん、わからんのじゃ
だが、この結果、外からの
攻撃に強固にして、内側からは
壊れやすい仕組みじゃ
こやつがクリーンの生活魔法を
使えたのもこの仕組みのおかげじゃな
成長に応じて壊れるなら訓練次第か
訓練法を考えてやらねばな
少し考えさせてくれ。
[ナビ]
マラもアトのそばで休息した
[アト]
なっちゃん、みて、みて、
魔法結界、ぐるぐる巻きー
[ナツシロ]
あんたそれ、包帯じゃない
ミイラよそれ!
[アト]
あったか〜い、ぐ〜ぐ〜。
[ナツシロ]
寝ちゃうのね!
マラ様って触手出すの?
寝たら聞けないじゃない




