白い賢者 始まらない (第12羽)
[ナツシロ]
あーー今日は、ゆっくりしたいなーー。
[アト]
ただ今、ちょー暇です。
[ナビ]
アトはイベント発生の為に
頼み事は確実にこなしてたが
逆に何にもしなければどうなるんだろうと
思い、何にもしない日があったが
これといって何にも起きなかった
[アト]
スローライフなんだから
超スローライフしてどうすんだよ
イベントなんて一生 生まれないだろ
[ナビ]
1日でやめた。
いつものように草原で寝ていると
夢の中で
ぼくは、だれ、ぼくは、ぼくなの
(過去の記憶未来の記憶、この世界の記憶)
いろんな色の人がアトのまわりを囲んでいた
白いアトはその場でクルクル回っていた
白いぼくは、違うの、ぼくはダメなの?
白はなくなってしまうの?
アトの体が黒くなりボロボロと崩れていった
小さなキーホルダーがそこにあった
小さな手がそれを掴んだ瞬間
アトはハッと目が覚めた
[アト]
アトは自分が死ぬ事を知ったいたの
[ナビ]
アトは胸に手を当てて尋ねてみた
しかしアトの返事はなかった
[アト]
ごめんねアト、ごめん。
涙が止まらなかった
[ナツシロ]
アト。




