クリスマス作戦2025ver.
近い未来かもしれないし、遠い過去かもしれない、或る時。
夢かもしれないし、現実かもしれない、何処かの或る場所。
四人の悪魔が、その年のクリスマスについて話していました。
その四人の悪魔は、ルシア、ベリア、レヴィー、ジェリーの四人です。
別な年に彼らはサンタもブラックサンタも、何ならニャンタクロースとブラックニャンタも自主で行いました。
それが楽しかった様で、今年もやる事にした様です。
そこで今度はケーキではなく、本をプレゼントする事にした様です。
何故、本にしたのか?
知識は財産。
本は知識を齎してくれます。
知識は正しく使えば、本人も周囲の人の事も助けてくれます。
勿論……知識でもそれ以外でも、用いる人の心次第で善にも悪にもなりえます。
そして、本は世界でもあります。
物語でも、そうでなくても。
そして、本は人生でもあります。
本は世界の、そして人の何かしらの歴史という、物語でもあるのです。
確かに電子書籍の方が良いのかもしれませんが、彼らはあえて紙媒体の本にしました。
古書とかも素敵だよね!
そういう彼らでした。
別に彼らとて、電子書籍や投稿サイトの作品も全く読まない訳ではないのですが。
そして購入費用は全額、ベリアが自費で出費しました。
ベリア曰く『善良な人間の為の出費は幾らでも必要経費』との事でした。
但し、善人を食い物にするタイプの人間には、逆にその悪人をすってんてんにしてやるのが好きですが。
そして、今年も自主でサンタの衣装なジェリーとレヴィーとニャンタクロースの衣装なベリアとルシアです。
今回はブラックサンタはやらないようです。
今年の場合は怪力であるレヴィーが自主で本を運び、他の三人が家毎に本を置きに行く事にしました。
他の三人は、レヴィー程の怪力は居なかったのです。
余談になりますが、レヴィーなら夏場に西瓜を5~6個片手で楽々と段重ねに持って均衡も崩しません。
閑話休題。
四人の中で一番器用なジェリーは、置きに行く事すら楽しい様です。
他人の中に紛れるのが得意なベリアは、さりげなく置く事を楽々にこなしています。
レヴィーは黙々と、他の三人の移動先に合わせて本を持って付いて行きます。
ルシアはと云えば、メッセージカード付きで置いて回っている様です。
それぞれ思い思いに、プレゼントを配りました。
ちなみに……ベリアはアザゼルには誕生日メッセージとプレゼントを贈った様です。
何故かと云えば、ベリアはアザゼルを親の様に慕っていて、クリスマスはそんなアザゼルの誕生日です。
家族からの誕生日とクリスマスのお祝いを邪魔する気はないですが、自分も祝ってあげたかったという事です。
そしてそのアザゼルがビブリオマニアという事も、今年のクリスマスのプレゼントを本にした理由に有るのかもしれません。
後は今年、アスモデウスの娘が主役の電子書籍も出版された事もあるのかもしれません。
そしてプレゼントを贈り終えた四人は、良い表情で和やかに解散していきました。
MerryChristmas!!




