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羊飼いと林檎売り

昔々ある所に、とある林檎売りが居ました。

その林檎売りは長い間、色々な所に旅をした事がありました。

様々な場所で、様々な人間、様々な生き物を見てきました。

ある日、林檎売りはとある羊飼いと出会いました。

林檎売りと羊飼いは、仲良くなりました。

誕生日が同じで気の合う彼ら。

彼らの誕生日は、後にChristmasと呼ばれる事になります。

羊飼いは慈愛の人で、林檎売りにも親切な人でした。

羊飼いの旅に、羊飼いの弟子と同じく林檎売りも同行する様になりました。

その中で林檎売りは羊飼いとのやり取りで、愛を学びました。

そんなある日の事。

羊飼いは神によって、天へと召される事になりました。

羊飼いには残される者たちの心配がありました。

勿論、親友の林檎売りの事もです。

人々の罪を背負って羊飼いが天へと召される事で、林檎売りが人間を嫌いにならないで欲しいと思ったのでした。

死ぬ前に羊飼いは、林檎売りに約束を託しました。

どうか、自分の死んだ後にも人間を見守って欲しい。人間を赦して欲しい、と。

林檎売りは最初、自分には難しい、と云いました。

それでも最後には羊飼いの気持ちを慮ったのでした。

林檎売りは羊飼いとの約束を守って、彼亡き後も人間達を見守ってくれる様になりました。

林檎売りも長生きしたり羊飼いと一緒に旅して、理解したのです。

人間には善人も悪人も居る、という事を。

勿論、すぐには林檎売りから親友の羊飼いを奪った人間を憎まなくなった訳ではありません。

ですが年月の経過で、林檎売りは恩には恩を仇には仇をでもあったので人間すべてを一括りにはしません。

そうして林檎売りは人々を見守ります。

羊飼いが亡くなって、長い年月が経ちました。

その間に林檎売りは、人間の友人等も増えました。

長い間独身だった林檎売りも、結婚しました。

林檎売りの事の良き理解者となってくれた人です。

林檎売りの奥さんは、林檎売りの誕生日に林檎売りと羊飼いに手作りの誕生日プレゼントを用意する様になりました。

林檎売りと羊飼いの思い出を知って、なおも二人の事を大事に思ってくれたのです。

ですが、羊飼いの為の席はいつも空席です。

それでも奥さんは、二人分の誕生日プレゼントと三人分のクリスマスの用意をしていました。

奥さんは二人ともに生まれてきてくれてありがとう、という気持ちを伝えたかったのです。

なので結婚してから何年も、毎年続けていました。

そんなある年の事。

その年にはなんと、羊飼いの息子が林檎売りの誕生日に会いに来てくれました。

そして今度は、羊飼いの息子と林檎売りが友達になりました。

そして三人でクリスマスと誕生日のお祝いをしました。

HappyBirthday!

そして、MerryChristmas!!

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