幸せを探して
まったく更新しておらず申し訳ありません。
しかし自分はこれらを書いて少しした後に気づいたのです...
「これ普通に黒歴史レベルじゃないか?」と...
まず書いてみようと思ってやってれば行き当たりばったりでも何とかなるだろーと思い始めましたがこれは流石に...
というわけで暫くの間すでに出ているキャラクターとこれから出てくるキャラクターの設定を一応完成させ、これからプロットを構築...と言うところまで来ました。
数か月、或いは数年かかってしまううかもしれませんが、この文を読んでくれたのなら宝くじの1等が5回連続で当たるんじゃないか位の期待をしながらブックマークしていただけると幸いです。
・・・・・・・
「俺はなんという事もない、普通の高校2年生ー
「こんな世界は滅んでしまえばー
「いやだ…死にたくなー
「これから僕の輝かしい生活がー
・・・・・・・
世界。 それは、俺が作ったものにして、娯楽。
世界。 それは、目まぐるしく変化していく面白いもの。
人、悪魔、天使、亜人、魔獣、、、、なんだっていい。
ただ、世界を統べるのは、知恵と、力のある者だけ。
求めるのは、面白さ。それ以上でも、それ以下でもない。
俺は、世界全てを作り上げた者。
俺は、世界の語り手。
今度は、
「どんな面白い話を見せてくれるんだ?」
ハッ!
と、いきなり目が覚める。何があったわけでもないのに。
「寝てたのか...」
あたりを見回さなくてもわかる。視線が痛い。何せ俺はこの世界じゃ嫌悪され、警戒される者なんだ。当たり前だ。
「そろそろ発たないとな。」
もう少し眠っていたいという欲求をはねのけ、体を起こす。寝起きはつらいな。ほんと。
まぁ、長居はできない。俺は”災害”なのだから。
でも、それをわかっていても、また君みたいな人に会いたい。…君に会いたい。なんて
「イタイなぁ。俺。」
そんなことを考えていると
「おい。とっとと出て行け。馬車なら用意済みだ。」
と、声をかけられる。やはり嫌がられたようだ。
「早くしろ。」
男が急かすので仕方なくそうすることにした。まだここを見て回りたかったが、やはりそうはいかないらしい。
「どこまで。」
と、男が尋ねる。
「ここに一番近い適当な街でいいよ。」
「そうかい。まぁ。うちから出て行きゃどうでもいいさ。」
どうにも悪い奴には見えない。いや、当たり前か。自分という災害から皆を守るために死ぬかもしれないようなことをしたのだ。悪い奴ではないなんて当たり前だ。
「近くの街ってなると貧民街ベテンになるが…」
「別にどこだろうが構わない。」
しばしの沈黙の後、
「あそこには品のねぇやつが多い。だが、キレて全員殺しちまうなんてのはよしてくれよ?」
と、少し心配そうに言う。
「君には関係ないんじゃない?」
と、少しからかうように言うと、
「人間。だからな。同族が死んでほしくねぇのは当たり前だ。」
と真剣に返してくる。やっぱりいい奴のようだ。
だが、それでも自分は受け入れられないという悲しい現実を突きつけられて少し傷つく。
「安心していいいよ。俺は人と仲良くしたいからね。」
信じられるか。といった顔をする。これが普通の反応だ。
じゃあそんな反応が普通な俺は何者か。
お話しはずっと昔に遡る。
昔々。あるところに、非常に我儘な王様と、女王様がいました。
ある日、天界から神が降りてきて、王様たちと、お話をしました。
あまりの我儘さに、神は怒り、世界に十二の災いを振りまきました。
それらの災いは、人の子の体内に侵入し、その子に、災いたる絶大な力を与えました。
王様は、自身の身を案じ、それら十二人の子供たちをすべて殺してしまいました。
ですが、2日もたたないうちに、再び、十二の災害の力を持った子が生まれました。
王は、それらを十二災と名付け、隔離し、永遠に閉じ込めてしまおうと考えました。
閉じ込められた子供たちは苦しみ、苦しみ、やがて苦しみは憎しみとなり、全てを破壊し、王様を殺してしまいまいした。
その後その十二災は世界中に散り、世界すべてに恐れられることになりました。