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1分程度で読める、掌編小説集です。「こちら」から、他の掌編小説を読みにいけます。

花壇の名前

作者: 行世長旅

この花壇には、始めは何の花も咲いていなかった。


しかしすぐに、種が蒔かれて雨が降る。


陽を浴びてすくすくと成長し、立派な花を咲かせた。


種は頻繁に蒔かれる。


時には、生涯ずっとそこにあるような木になることもある。


しかし、水を与えられなかったり、陽が差さずに成長しないこともままある。


さらに、有害な植物が生えて周りの草木に悪影響を及ぼすこともある。


そんな中、稀にどこからか特別な種が迷い込むことがある。

そういった種は、悪環境にとても弱い。


けれど大事に育てて立派な木にしてやれば、人生を末永く支えてくれる大樹となる。


花壇は他にもたくさんあるが、どれをとっても同じものはない。


それぞれの人がそれぞれの成長を見せ、世界に1つだけの花壇を作る。


人はその花壇を、心と呼ぶ。

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