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イントロダクション・光と闇と
――光と闇。
古より極限の争いあり。
1つの太極は光、そして、もう1つの太極は闇。
光は生命を司り、闇は死を司るもの。
生命と死と、相克の関係により世界は歴史を刻む。
――そして今、世界は闇に支配されていた。
闇こそが正義、闇こそが常識。人々の心は闇に支配され、荒廃と暴力の蔓延る陰惨な世界が広がっていた。
しかし、まだ僅かながら光を信じる者達の存在があった。
孤島――セント・エレナ。この孤島には光の神エレナの存在を信じる敬虔深い者達が細々と暮らしていたのだ。
舞台はこの孤島より幕を開ける。
今また、光と闇の壮大なサーガが始まる。